こだわりを捨てる

今日は「こだわりを捨てる」というテーマでお話しをしたいと思います。

「こだわり」=「何かの固定概念に固執する」として、今回は話を進めていきます。

今日のテーマは私が日頃お伝えしている、
水のような状態=状態を変化させる生き方をしましょう
ということに附随した、補足的なお話しになります。

成長を阻害する「こだわり」

こだわりを捨てるというと、「そんなことしていいのか?」と思う人もいるかもしれません。

確かに、職人の「こだわって作った○○製法」や「こだわって○○してみました!」という風に良い意味での解釈というのもあります。

細部にこだわることはもちろん重要ですが、ここでいうこだわりというのは、固定概念に固執するという意味で使いたいと思います。

そして、私はこだわりについて時として自分の成長を阻害するものという考え方を持っています。

個人が強いこだわりを持ってしまうと、そのこだわっているポイントが自分の基準軸になってしまい、他の情報が捉えにくくなってしまったり、新しい行動が取りにくくなったりします。

会社だと「会社としてのこだわり」を体現化させたものがビジョンやミッションであります。

そしてそのビジョンは「大まかな方向性」であるため漠然とした表現になります。会社の社訓や指針といったものも漠然とした表現ですよね。

つまり、方向性が示されているため、微妙な位置修正が効くというわけです。

飛行機の予定空路と目的地

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先ほど「方向性が示されているからこそ微妙な位置修正が効く」とお話ししましたが、これについて一つ面白い例があるので紹介します。

飛行機には目的地まで決まったルートを予定通りに飛んでいるか、という
「予定空路」というものがあり、自動操縦となるために予定空路を操縦士が修正しながら飛んでいます。

ここで予定通りに飛んでいるということをパーセンテージで表すと、

「自動操縦で予定空路通りに飛んでいる=100%」だとした場合、どれぐらいの誤算で予定空路を飛んでいると思いますか?

・大体、予定空路通りに80%は飛んでいて、はみ出した20%を修正している?
・予定空路通りに70%は飛んでいて、30%を修正している?
・それとも60%?

半分も予定からずれている50%・・・・?

全く予定空路通りではない30%・・・?

あなたは、どう考えましたか?

実は飛行機が予定空路通りに飛んでいるのは何とほぼ0%だったんですね。

このほぼ0%という状態については、私自身良いのか悪いのか分かりませんが、悪天候だったり気流の乱れだったり諸々の条件が原因でズレが発生しているそうです。

とはいえ、なるべくその規定路線に戻ろうとして操縦士が細かい調整をしているのですが、向かっている目的地というのは変わらないわけです。

東に向かうのを西に向かっているわけではないですし、もちろん北に向かうのを南に向かうなんてこともありません。

つまり、

目的地が定まっているため、
予定空路はあくまでも予定であると捉えることができ、
経路がずれていても方向性を柔軟に変えることが出来る。

ということになります。

こだわりを捨ててみよう

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飛行機の例をお話ししましたが、これを自分ごとに置き換えて考えてみます。

自分のやり方が合っているか分からないな、進んでいる道が進みづらいな、
という状態であれば自分のこだわりというものを一旦捨ててみましょう

「自分はここに向かっていくんだ!」ということだけにフォーカスすることで大枠の方向性が決まり、前に進みやすくなります。

そう言うと、

  • どうしてもこれでやらなきゃだめだ
  • こうやらないといけない決まりがある
  • このやり方以外考えられない

といった声も出てきます。

また、こだわりを捨てるということで「全てフラットにして考えたらいいのか」という意見もでてくるでしょう。

もちろん間違いではないですが、その何かに固執するという考え方は時として毒になってしまうことをお伝えしたいのです。

まとめ

少し厳しい言い方になってしまった部分もありますが「固執する」「こだわる」という部分はあってだめということではありません。

大枠の方向性が実は重要であって、その方向性に対して向かっているときに微調整をしていく、という考え方が結果として目的地にたどり着くということになります。

今回は「こだわりを捨てる」というテーマでお話しをさせていただきました。

今世界が慌ただしい中で、まだまだ油断できない状況が続いています。

一回でもこういった経験をすると皆さんの頭に刷り込まれますし、飲食店やイベント業の方々も大変な思いをされていると思います。また、仕事の在り方というのもどんどん変化していきます。

私は現在コンサルタントという仕事をしており、私のような無形商材を扱う仕事は今とても需要が増えています。

何が正解か、ということが分からない状況に入っていきますが、私自身出来ることを粛々と進めていきます。

みなさんも今自分ができる準備を自分のペースで進めていきましょう!

ここまでお読みくださりありがとうございました!あなたの1日が素敵な日になりますように。いってらっしゃい!

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