「好きなことを仕事にする」の真相

皆さんは今、自分が好きなことを仕事にしていますか?

そもそも「好きなこと」は仕事にできるものなのでしょうか?

今回は「好きなことを仕事にする」の真相についてお話しようと思います。

「好きなことを仕事にする」という言葉への違和感

いわゆる「好きなことを仕事にする」という話です。最近だとあまり聞かなくなった気がします。

「好きなことを仕事にする」というフレーズですが、数年前はこれを実現させようという形で、「キラキラ起業女子」なども付随して生まれてきたのではないでしょうか。

私もこのフレーズを見た時に、自分の好きなことで仕事ができて、収入が作れ、それが毎日出来るなら最高だろうと思った時期もありました。

ただ、言葉尻自体は間違ってはないと思うのですが、1周回り本当に大事なメッセージというのが抜けてる気がしたのです。

好きなことは継続できない

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意外だと思う方もいるかもしれませんが、好きなことを続けるというのは、実は結構苦痛なのです。なかなか永続的に続けることは難しいと思います。

揚げ足を取るような表現ですが、例えば「好きなことを仕事にしましょう」という所だけを切り取って考えた時、パチンコ好きな人に「パチンコを仕事にしよう」という話にも捉えることができると感じたのです。

パチンコは例えが偏っていたかもしれませんが、その頃から私は趣味・趣向的に自分が好きなことを仕事にしていくことは苦痛だと感じていました。

現在でも「好きなことを仕事にする」ことは苦痛であるという考えはあまり変わってはいません。

ではこの「好きなことを仕事にする」のがどうして苦痛なのか、本質的な部分をお話していきます。

「好きなことを仕事にする」の本質

この話の本質的なものは何なのか?と考えたことがありました。

結論からいうと「好きなことではなく、自身が普段以上に力を出さなくても出来る事を仕事にするべきだ」という結論に至りました。

好きなことを選んで仕事にしてしまうと、一過性のもので終ってしまいがちです。

なので、私は「仕事」のように継続して続けていくためものは自身の好き嫌いで判断してはいけないと思っています。

好き嫌いとかではなく、自身がフラットな状態でも常にやり続ける事ができることを選択することが大事です。

そして、活動するときの「原動力」がすごく大事になってきます。

大事なのは、原動力

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「なぜ活動しなきゃいけないのか?」とか、「活動しよう!」と思う根源、すなわち原動力がすごく大事です。

原動力を考えた時に、好きなことだからという理由で原動力にしてしまうと外部要因で吹き飛んでしまう可能性があります。

例えば、儲からなくなった、飽きてしまったなどの原因です。

自分自身を中心とした原動力だと、継続することが難しくなるのです。

始める動機として「あっ、これ自分好きそうだからやってみよう!」というのは別に間違ってはいません。間違っているわけではないのですが長期的な目線で見ると、継続するのは難しいですし、継続していくと苦痛に変わってしまいます。

解決するためには原動力になるものを自身に向いた目線で考えるのではなく、

  • 誰かに助けられた
  • 誰かを助けた
  • 誰かから言われて気付いた

など、目線を外部要因に向けることが重要です。

「自分のため」ではなく、「誰かのため」という目線で考えることで継続して続けることができるのです。

継続できることを見つけるために行う事

「誰かのため」や「何かのため」に、という「原動力」が外部に見つかった時に、長期的にやる気を維持出来るようになっていきます。

私は「好きなことを仕事にする」と聞くと「自分視点で自分が好きなことやる」という表現に聞こえていました。

しかし、小さい火でも外部要因を理由にすれば続けていけるということを理解できた瞬間に、腑に落ちたのです。

最近仕事選びに悩んでいる、人生の方向性に悩んでいる、という状態の方も
現在の自分の原動力がどういう状態であって、
何のためにやっていて、
誰のためにこの仕事をしているのか。

再度確認することで、再び自身を奮い立たせることもできるし、軌道修正もしやすくなります。

そのためには日々何のために?を思い出す「癖」をつけるのです。

何もしないでいれば、1日はあっという間に過ぎてしまいます。逆に仕事に熱中していてもあっという間に1日が過ぎることもあります。

そんな、あっという間に過ぎていく1日を大切に生きていくために外部要因を考える機会をあえて強制的に作ることも一つの手ではないのかなと思います。

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まとめ

今回は「好きなことを仕事にする」の真相についてお話しました。

まとめると、「好きなこと」ではなく「フラットな状態でやり続けることができること」を仕事にしていきましょう。

また、「やり続けること」を見つける上で、なぜそれをするのかという理由を「誰かのため」や「何かのため」のような「外部要因」で見つけることが重要です。

世の中が変化していくと考えた時に、働き方や仕事のあり方も変わっていくでしょう。

自分は今から何を取り組まなくなくてはいけないのか、常に考えていかなければなりません。

今後の世界に向けて、思考停止せず活動し続けるためには「1ミリでも変化をさせることができているか」ということを常々考えると良いでしょう。

今まで通りの働き方で一生稼げるという人は少ないです。これから始まる大働き方改革に向けて、自分なりの準備を進めておきましょう。

ここまでお読みくださりありがとうございました!あなたの1日が素敵な日になりますように。いってらっしゃい!

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