SNSを見ると起業家のためのビジネス講習や英会話講習、プログラミングやデザインのスクールなど色々な講師ビジネスをしている方を見かけます。
サービス自体も決して安い価格ではないため自分も講師ビジネスやってみたいという人もいるでしょう。
しかし、いざ講師ビジネスを始めても
- 生徒にうまく意見が伝わらない
- 自分の考えを分かってくれない
- そもそも講師ビジネスが上手くいかない
などという悩みも出てきます。
これから講師ビジネスを始めようとしている方やすでに講師ビジネスを始めている方にも言えることですが、講師ビジネスを成功させるには講座の内容よりも生徒さんに価値観の押し付けをしないことが求められます。
そこで本日は、前回の講師ビジネスを成功に導くマインドセットの中級編として『価値観の押しつけはしない』というテーマでお伝えしていきます。
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価値観の違いについて
例えばここに30万円の腕時計があったとします。
もちろん30万円の腕時計は “30万円分の価値があるもの” と認識されるのが一般的です。
しかしそれを他の人に渡したとき、30万円ではなく “1万円の価値しかない” と認識される場合もあります。
価格としては30万円ですが、他の人にとっては30万円の価値は無い。
というように価値観のギャップは生まれます。
腕時計を例にあげましたが世の中は色々な人の価値観があるため、価値観の違いでトラブルになることが多々あります。
夫婦関係でも「価値観が合わなくなった」という話を耳にするでしょう。
旦那は仕事をすることが家族を守ることだと考えているけど、奥さんからすると仕事より家庭の方が大事だという考え。
この違いがあるように「自分が一番大事としているもの」に価値観のズレがあると相手を理解することが難しくなってきます。
夫婦関係以外に講師ビジネスでも講師と生徒という関係性でいうと、講師のパワーバランスが強くなってしまう傾向があります。
その理由は講師がすべての知識力・経験・売上・知名度・認知度力という点で上回っている可能性の方が高いからです。
そのためパワーバランスは強くなってしまいますが、講師は生徒に対して「自分の教えは絶対だ」という価値観を押し付けてはいけません。
生徒に与えるもの
では価値観ではなく何を生徒に与えたら良いのでしょうか。結論からお伝えすると
“提案と気付き”
この2つです。
生徒に対して
「〇〇をしなさい」
「△△をしてはダメ」
と言うと押しつけになってしまう。
もちろん、失敗してしまう可能性が高いことに対して私は「やめたほうがいい」と止める場合もありますが「〇〇になると思うけれどもやってみたら?」ということもあります。
つまり100%失敗すると予測はできないわけです。
ただ私の経験上「〇〇をやったら△△になった」または「こういうことやっている人は〇〇になっている」というように統計的に見て「辞めた方がいいんじゃないか?」というような提案をしているのです。
ただ、提案をしても最終的にやるかやらないかは相手の判断であるため仮に成功すれば良かったと言えますし、失敗すれば何が失敗の原因だったのかと振り返ることができます。
そのためアクションをおこすことが重要であり、私としては「全力でやめなさい」「やらない方がいい」とは言えないわけです。
まずリスクとしては○○の可能性があるけれども、やりたいと思うのであればやった方が良いのではないか?
という風に提案をします。
価値観と強制力は少しリンクしているところはありますが、当然経験値が違うため私の話や価値観が理解されないこともあります。
これは私が凄いという話ではなく、生徒さんから見て私が数歩先を歩いているため私からすれば当たり前のことでも生徒さんからすると
「なぜそういうことを言うんだろう?」
というように、価値観や経験値の違いが出てくるのです。
根拠のある提案をしよう
生徒さんの「やってみたい!」という挑戦に対して意見を伝えるときには、根拠のある理由と提案が必要です。
一番わかりやすい例で言うと生徒の中でオンラインサロンをやりたいといった場合。
オンラインサロンは基本的にファンクラブだと認識しているため、ある程度の知名度がないと難しい。
そのため「ファンクラブを今から作ります!」といったとき、自分にはどれくらいのファンがいるのか?という考えを見落としてしまいます。
それを起業初期から人を集めてサブスクモデルで稼ごうというように、安易な考えで手を出してしまうと結局ビジネス自体が大きくなっていきません。
だからオンラインサロンは私からすると後のステージになってくると考えています。
もちろんこれは私の一般経験則の考えであるため「絶対にオンラインサロンをやってはダメだ!」と言うことはありません。
結果的にどうなるのかは分からないけど、私が色んな方々を見てきてオンラインサロンは容易に始めることはできるけれども長く続くランニングのことを考えたら安易に手を出すべきではない。
というような価値観や考え方を生徒に対して伝えます。
色々な価値観やフィルターがあり、庄司の言っていることも全部飲み込んだけども最終的に「オンラインサロンをやる!」と言われたときには自分の自己責任で進めていくことになります。
価値観の押し付けはしない
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先ほどはオンラインサロンを例にあげましたが、オンラインサロン以外に何かをスタートする場合でも「こういう風にやった方がいいんじゃないか?」という提案と気付きを与えることが大事です。
何度もお伝えしているように「絶対にやめたほうがいい」というような価値観の押しつけはせずに
「こういう風になったらこうじゃないか。その中で自分としてはこういう風に進めた方が良いのではないか。」
というように、スタートしたあとに起こりうることを生徒に対して伝えます。
なので講師ビジネスをされている方の中に、もしかしたら価値観の押しつけをしているかもしれない。と思っている場合は、価値観や意見を押し切るのではなく
「私はこう思うけどあなたはどう思う?」
というような提案ベースで意見を伝えるようにしましょう。
講師も自分なりの経験値を持って伝えたい部分がある。
けれども、生徒さん自身も伝えたい考えや思いがあります。
そしてどこまで提案しても決めるのは講師ではなく生徒が判断する。
だからといって講師には責任が無いということではなく、対価としてお金をいただいている以上は生徒を成功に導いていくという責務があります。
その上で生徒には「最終的にあなたがジャッジをする必要がある」という提案と気付きを与えるべきです。
この価値観の部分に関してはどこまでいってもイーブンであると言えるため、ぜひこの講師ビジネスを成功に導くマインドセットの中級編『価値観の押し付けはしない。与えるものは提案と気付きだ』ということを理解していただければなと思います。
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