あなたは「あなたのビジョンは何ですか」と聞かれたときに何と答えますか?
自分のビジョンについて考えたことがないという人もいるでしょう。
おそらく世の中の95%くらいの人たちは
- 「ビジョンって何?」
- 「ビジョン」について考えたことがない
と答えるのではないでしょうか。
なぜならビジョンがなくても生きていけるからです。
ビジョンを掲げなくても仕事をすることは可能です。
しかしビジョンを掲げることであなたはより理想の仕事を手に入れられるでしょう。
それでは今回は「あなたにしかできない、ビジョンマーケティングを極める3つのポイント!」についてお伝えします。
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地域のマルシェイベントを行う私のビジョンの例
ちなみに私のビジョンは
「一人一人の価値を最大化させて稼ぐのその先を実現する人がどんどん生まれる世の中を創造すること」
です。
さて私の掲げているビジョンの中に出てくる「稼ぐのその先」について、どういうことなのか疑問に思った人もいるのではないでしょうか。
私が行っている活動を1つ例にあげて私のビジョンについて説明します。
すでに私から聞いたことがある人もいるかもしれませんが、「あそび場共和国」という地域のマルシェイベントを行っています。
私は地域の過疎化を少しでも防ぎたいと考えており、地域の人たちが老若男女問わず触れ合うきっかけを作るマルシェイベントを定期的に開催しているのです。
このイベントは事業化しているわけではありませんし、何か利益がもたらされるものでもありません。
それなのになぜこのイベントを開催しているかというと「稼ぐのその先」という意味でこのような地域活動を行なっていきたいからです。
これは決して「ボランティアをしてください」という意味ではありません。
もちろん活動がビジネスに転換していければベストです。
たとえビジネスにならなくても自分の収益源を使って、自分の掲げるビジョンに繋がる慈善活動などを行うことができることはすごく素晴らしいでしょう。
つまりあなたが今お金を稼いでいるという状況の中で
「あなたがお金を稼いだ先に何をイメージとして持っているか」
が大切です。
お金を稼いだ先に何をイメージしてる?
それでは「あなたがお金を稼いだ先に何をイメージとして持っているか」について
もう少し詳しく説明していきます。
「お金を稼いでいる」ということについて少し補足すると、大金を稼いでいるということではなくビジネスをしているという状況です。
そして今はまだお金を稼いだ先をイメージができないとしても大丈夫です。
ただ一点だけ取り組んで欲しいことがあります。
それは
「なぜ今の仕事をしているのか」
という問いかけを自分に随時行って欲しいのです。
これはもちろん
- ご飯を食べるため
- 誰かから頼まれてるからやってるだけ
- 高貴なイメージとして「〇〇な世の中を作るため」
などきっと色々な「なぜの答え」があるでしょう。
その一つひとつの答えが見込み客に選ばれる1つの要素になる可能性があります。
そしてこれは「ビジョンマーケティング」と呼ばれています。
自分の中にあるコアがビジョンマーケティングのカギ
ビジョンマーケティングを活かすためには自分の中にあるコアを知ることが大切です。
中長期的にビジネスを実現させるためには、なるべく流行り廃りのない流れでビジネスを組み立てる必要はありません。
自分の中にあるコアを大事にしながら世の中のニーズを捉えたサービスを作ってください。
そのために自分自身の今まで歩んできた道、つまり
- 経験
- 知識
- スキル
- 人脈
をフルに活用してみてください。
そして「自分の集大成はこれだ」というコアを作ってみましょう。
もちろんこのコアは一生変えてはいけないものではありません。
現時点のコアと今後作りたいビジョンがマッチするとビジネスの推進力がとても大きくなります。
このコアが不明瞭だと
- 「何をしたら良いのかわからない」
- 「コンセプトが決まらないな」
という現象が起こるのです。
もしかしたら自分のコアを考えているときには辛く感じることもあるかもしれません。
しかしこれは悪い状態ではなく進めている段階の中でもがいている状態です。
良い状態なのでしっかりと自分と向き合ってみてください。
ビジョンは心から作りたい世界観
さて余談が長くなりましたが少しずつビジョンについて掘り下げていきます。
先程も少し出てきましたがビジョンを描く際に必要になることが「なぜ」いわゆるWhy?という問いかけです。
ここでいうWhy?という問いかけはマーケティングの目的でいうと描くビジョンということになります。
つまり
- なぜ仕事をするのか
- なぜサービスを作るのか
というところです。
ビジョンというのは心から作りたい世界観であり「こんな世の中にしたい」という強い思いになります。
もし現時点では「こんな世の中にしたいという思いが全然分かりません」と感じていても大丈夫です。
ビジョンというのは心から実現したい1枚の未来のイメージ図で1枚の写真のようでもあります。
「こんな世界だったら良いな」という写真が頭の中にイメージできるというのがビジョンです。
そしてビジョンには良い悪いはありません。
しかしビジョンにはマーケティングの視点で見たときに3つのポイントがあります。
3つのポイントとは
- 長期的で手が届かなそうだけども実現したいという世界観
- 自分の経験体験、思いが基盤になっている
- 公共性がある
ということです。
それでは3つのポイントについてもう少し詳しく説明していきます。
1.長期的で手が届かなそうだけども実現したいという世界観
1つ目は「長期的で手が届かなそうだけども実現したいという世界観」です。
ここではキング牧師の演説を例にあげて説明していきます。
あなたは黒人牧師のキング牧師をご存知ですか?
キング牧師は1963年に起こったワシントン大行進の演説で
「I Have a Dream」
つまり「私には夢がある」と民衆に語りかけました。
キング牧師は
「私には夢がある。」
「いつの日かジョージア州の丘で、かつての奴隷の子ども達と奴隷所有者の子ども達がテーブルを一緒に囲んで座っていることだ。」
「敵や味方という関係はない状態で子どもたちも含めてみんなが1つのでテーブルを囲んで語り合ってることが私の夢だ」
と話しました。
キング牧師は人種差別をなくすという強い意志や人種差別がなくなった未来を世界にPRしたのです。
講演を聞いた人たちは
- 「それはすごく良い」
- 「私もキング牧師の夢を実現したい」
と感じました。
そしてキング牧師に忠誠を尽くしたいと感じた人がたくさん出てきたのです。
これはある種のビジョンを使った演説で、
「私はこんな未来をつくりたい。みんなはどう思う?」
と自分のなぜをみんなに問いかけました。
自分の原体験や人種差別を受けてる人々の願いから「未来はこうあるべきだ」という姿を確信を持って伝えたビジョンの1つです。
長期的で手が届かなそうだけど実現したい世界観は、提供するサービスや商品、「こんな理想を実現したい」という思いがベースになっています。
さらにあなたの活動のパワーソース、いわゆる熱源になることもあるでしょう。
「顧客の幸せに少しでも貢献したい」という気持ちが生まれればGoodです。
2.「自分の経験体験、思いが基盤になっている」
2つ目は「自分の経験・体験・思いが基盤になっている」です。
これは自分を知ること、そして相手を最終的に知るということです。
きれいごとでなくても
- 自分はどうなりたいのか
- 自分はどうありたいのか
ということを追求すると結果的に自分一人でどうにもできないことに気付きます。
自分以外の存在を認めなくてはいけなくなるのです。
これは誰かとの共存という意味でしたがアカデミーモデルを考えてみても、チームの作り方やコミュニティーの作り方などには自分自身の経験が大きな影響を与えています。
そのため自分の経験・体験・思いが基盤になってくるのです。
3.公共性がある
3つ目は「公共性がある」です。
ビジョンというものは最初は自分の内側から生まれてきます。
先程言った通りどこかで自分本位から脱却するタイミングが必ず訪れます。
独りよがりの信念では留まらなくなってくるのです。
ここは顧客や世の中に無理やり押し付けるのではなく商品やサービスが示してくれます。
つまりあなたのサービスでどのように変わっていくのかというビジョンに共感を得られることを指しています。
ここにマーケティングの役割があるのです。
あなたの価値を最大化させるとこんな良いことがあります。
それは結果的に世の中の困りごとがどんどん解決して広がっていくということです。
例えば習慣化を実現することがコンセプトのサービスがあったとしましょう。
もし多くの人が習慣化を実現させて、本質的な人生を歩む人がどんどん世の中に増えたらどうなると思いますか?
これはすごくプラスのイメージが容易にできます。
つまり自分の売り上げが最終的には世の中を豊かにしていくということがいかに素晴らしいことなのかがわかります。
ビジョンマーケティングのデメリット
ただこのビジョンマーケティングにはデメリットもあります。
ビジョンは虚像であるということです。
ビジョンはまだ手にしていない未来像の話なので仮に嘘でも大げさでもどんな表現でもできます。
そのため見込み客に響かない可能性があります。
なぜなら見込み客は今すぐ痛みを取り除きたいからです。
夢や物語を語られてもピンとこないのです。
ビジョンという虚像を体験説明会で説明されてもピンとこない可能性があります。
しかし私は体験説明会の中でビジョンを語るページを一枚入れることをオススメしています。
例えば私がコンサルをしている生徒さんに、実親が育てられない子どもを匿名で預かる「こうのとりのゆりかご」「赤ちゃんポスト」の活動したいと考えている人がいます。
この生徒さんもお金を稼げるようになってきてから新しい視点がどんどん出てきました。
この生徒さんのお客さんは女性が多いのですが例えば体験説明会のときに
「私はこういう世の中を作りたい」
とビジョンを語ります。
「私のビジネスを通して仮に育てられなくなった子供がいても、それを受け皿として育てられる母体があったらもっと世の中が良くなる」と語るのです。
そうすると「その活動を手伝いたい」と共感する人も出てくるかもしれません。
これがある種の差別化です。
そしてあなたのビジョンマーケティングとして独自性を生むきっかけになります。
ビジョンは虚像から実像に変わっていく
ビジョンは最初は実態のない虚像構造です。
サービスの認知を広げて興味を得て理解を深めてもらうことから始まります。
そしてさらにサービスを買ってもらうことでどんどん
- 愛着を持ってもらう
- 「この人と一緒にビジネスをしていきたい」
と相手に働きかける可能性があることも真実です。
一連のマーケティング活動によってビジョンは虚像からどんどん実像に変わっていきます。
これがビジョンマーケティングの醍醐味です。
確かにこの虚像はきれいごとかもしれません。
どちらかというと対外的に何かのアピールのためというより、
「自分が何のために今のビジネスを続けてどんな未来を作りたいのか」
というところに視点を当てることがすごく大事です。
自分の内側にアプローチすることにすごく価値があるのです。
ビジョンはどんなものでも良い
ここで1つポイントがあります。
ビジョンには
- 楽をしたい
- 仕事をしたくない
- 毎日ダラダラしたい
など、一見対外的によくないビジョンもあるかもしれません。
しかしそれでも良いのです。
毎日自分がダラダラ過ごせるように、
「誰かの困りごとをひたすら解決してお金を稼ぐ」
というビジョンに置き換えればきれいごとを並べる必要はありません。
結局はお金はお客さんからの「ありがとう」の対価です。
あなたがダラダラしていようがシャキッとしていようがお客さんには基本的に関係ありません。
ビジョンは一人ひとり大きさや熱量が異なります。
そのため正解・不正解もありません。
それこれビジョンは無形であり虚像なのです。
自分の中で
- なぜ活動をするのか
- どんな未来を手にしたいのか
ということをありのままの自分の本心で「こういうことがしたいから」というものをしっかりと割り出してみてください。
自分自身の在り方を極めていきましょう。
まとめ
ビジョンマーケティングについて、より詳しく知りたい方はぜひ私のことを友だち追加していただければ嬉しいです!とっておきの情報をあなたに届けます。
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ビジョンは独自なものです。
そのため一朝一夕で簡単に実現するものではありません。
だからこそ長期的な展望で取り組む必要があります。
この取り組みが最終的にマーケティングに貢献するということを理解してください。
最後に私からあなたに一言お伝えさせてください。
「ビジョンだけじゃ飯は食えねぇが、
ビジョンがなくても飯を食い続けることはできねぇ」
おあとはよろしいようで。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。次の記事でまたお会いしましょう。
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