あなたは自身が超一流にならないと、魅力的なサービスは作れないと考えていませんか?
実はそんなことはないのです。
今日は「あなた自身が超一流にならなくても、魅力的なサービスを作れる、キュレーション思考をマスターしよう!」についてお話をしたいと思います。
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キュレーションとは?
あなたは“キュレーション”という言葉を聞いたことがありますか?
キュレーションについてネットで調べると以下のように出てきます。
『インターネット上の情報を、特定の視点を持って収集、選別、編集することで新しい価値を持たせ、それを共有することを意味する言葉。』
(キュレーションとは | 人事用語集・辞典 | 人事のプロを支援するHRプロ) https://www.hrpro.co.jp/glossary_detail.php?id=99
単語の意味からもイメージできると思いますが、キュレーションは「まとめサイト」のような意味合いがあります。
例えば「ラーメン全国マップ」というサイトは、ラーメンの情報をキュレーションしているサイトになるわけです。
他にもTwitterの投稿をまとめた「Togetter(トゥギャッター)」や、サービスとしては終了していますがLINEが運営していた「NAVER(ネイバー)まとめ」があります。
このように自社の情報ではなく、外部の情報を一つのメディアにまとめるというのがキュレーションです。
キュレーションは難しくない!
ここまでキュレーションについてお伝えしましたが「特別なスキルがないと難しいのでは?」と思う人もいるでしょう。
ですが、何も特別なことではありません。
表現は難しいですが、世の中に出ている書籍は基本的に寄せ集めの情報が一冊のタイトルになっておりキュレーションされているといえます。
私が最近読んだ一冊に、アンダース・ハンセンという海外の神経科医が書いた「一流の頭脳」があります。
著者は神経科医ということで脳の使い方を研究しており、こういうときはこういう動きをしているというノウハウなどがたくさん詰まっている本だと思いました。
なぜこの本の例えを出したかというと、あなたが仮に一流ではないにしても「一流の頭脳」のタイトルのように
- 「一流の〇〇」
- 「100人の〇〇から分かった超〇〇メソッド」
という表現を使うことで信頼性が生まれ、良さそうだと思ってもらえるからです。
もちろんこれはある程度の経験や知識は必要となりますが、オリジナルのアイデアを一からひねり出すということはしなくても良いという意味で捉えていただきたいです。
当然、精神科医という肩書きを持っていることは強みになります。とはいえ精神科医であれば全員が超一流かどうかは分かりません。
ここから学べることは、あなた自身の経験を「100人から見てきた〇〇メソッド」と言うことができればこれも一種のキュレーションになるということです。
私自身も、今まで私が数年間学んできた内容を自分の視点に変換し、これは自分の中に採用した方がいい・これは採用しない方がいいと判断し、外部から引っ張ってきた情報を自分のフィルターを通して、自身のサービスへ昇華させていきました。
そのため、私のサービスも、私に限らず世の中のサービスの多くがブログやカリキュラムなどで学んだ内容がキュレーションされているものだともいえます。
キュレーション思考を持とう!
キュレーションについてイメージが湧いてきたと思いますが、この言葉に近い意味で「まねぶ」という言葉があります。
「パクる」と「まねぶ」の意味合いが違うのはお分かりだと思うので、ここでは説明は割愛させていただきます。
キュレーション思考はあなたの目の前に降ってくる情報を仕分けして、いかに自分の言葉に変換するかという点で大事になってきます。
つまり、コンセプトが決まればあなたのノウハウが1なのか100なのかということは関係なく、キュレーションしまくることがミソになってきます。
ここで
- 「〇〇さんが話していた内容だから、これを言ったらパクリになるかな?」
- 「あの人みたいに凄いことは言えないから、自分は言えない」
と考える必要はありません。
まずは多くの情報を自分に取り入れていき、自分なりに変換してくことで現在地点から上がっていったり、新しい視点にシフトしていったりすることができます。
また、ここでキュレーションをするときに覚えてほしい「守・破・離」(しゅ・は・り)の考えをお伝えします。
守破離の考え方を知ろう
茶道や武道でつかわれる言葉が守・破・離(しゅ・は・り)ですが、キュレーションをするときだけでなく仕事をするうえで欠かせない考え方の一つになります。
「守」というのは上司や先輩を真似ることからきており、仕事の基本や基礎を学び実践する段階だといえます。
基礎が身についたら「破」にいきますが、破というのは独自に工夫する・仕事の基本を少しずつ破っていくことを意味します。試行錯誤しながら自分流のスタイルに挑戦していくという段階が「破」です。
そして最終的に「離」にシフトしていき、基本を踏まえたオリジナルに進化させるということになります。誰かのもとで学んだことを進化させるという段階です。
守破離のどこの段階にいるかは人それぞれですが、いずれにしても守破離を意識せずにオリジナルのみで進めようとすると、つまずく機会が多くなります。
もちろんオリジナルでやってもいいですし、本当はそれが一番ベストです。
ですが、私自身もこの守・破・離の段階を追って自身のサービスを完成させていきました。
自分のプログラムに悩んでいる人やコンセプトを決めかねている人は、オリジナルではなく守破離の考え方を参考にするのも良いでしょう。
周りにあるヒントを参考にしよう!
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ビジネスを行っている人はコンセプトを組み立てる必要がありますが、コンセプトを考える際のヒントが「守・破・離」。
そして、このベースにあるのがキュレーションであるため、まずは守破離を理解することが重要です。
もちろん自分の中から答えを見つけ出すことも大切ですが「外側にあるヒントを自分自身のフィルターにこして、新しい解釈にくみ上げていく」ということも大事になります。
今回はキュレーションについてお伝えしましたが、キュレーション思考があればあなた自身が一流を目指さなくても魅力的なサービスを作ることができます。
外側にある情報を自分のフィルターを通していかにまとめあげていくかという、一言でいえば「楽をする」という考え方にもなります。
そのため自分から生み出すのではなくて、外側の情報をしっかりとまとめあげて、これはいる・これはいらないという仕分けをしてあげる能力の方が私は大事だと言えます。
ぜひこのキュレーション思考を意識して、あなた自身のサービスを作っていただきたいなと思います。
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