あなたはコンテンツやプログラムを作るために、どのようにしてアイデア生み出していますか?
アイデアを生み出す方法は
- 何もない0の状態から捻り出してアイデアを生み出す
- すでにある状態のものを掛け合わせて生み出す
という2つの方法があります。
今回はその「アイデアは何かの掛け算で生まれることもある」ということを説明していきます。
多くの人が「アイデアというのは0から生み出す」と考えていますが、実はそうではありません。
それでは「アイデアを生み出す方法」についてお伝えしていきます。
既存のものを掛け合わせることで、アイデアを生み出す
コンテンツやプログラムを作るとき、「自分には何があるんだ?」と0から考えてアイデアを捻り出すという考え方もありますよね。
私は仕事で個別コンサルティングをする中で
- 強みや人を助けた経験
- 辛かったことを乗り越えた経験
など、色々な経験を聞いていくことでその人の武器やリソースが出てきます。
もちろんそのようにして0からアイデアを見つけ出すことも大切です。
いわゆる自分自身の、オンリーワンのポジショニングを作る上で大切な要素になります。
そして、アイデアを作り出す方法はもう1つあります。
それは、アイデアを何もない0の状態である無から有を生み出すのではなく、有と有の掛け合わせによって生み出す方法です。
私の商品サイトの例
「具体的に何と何を組み合わせてアイデアを生み出すのか?」というところで難しいと感じるか方も多いです。
私の具体例をお話します。
先日ZOOMでコンサルティングを行っている中で、私のサービスの商品ページをお客様に見せました。
そこには「世界観×高収益」というキーワードがトップ画面に大きく出ています。
今までだともしかすると世界観というキーワードが入っているだけで「世界観って何だろう?」と反応していた人もいるかもしれません。
または「高単価や高収益」というキーワードだけを掲げていれば、そういうモデルを作りたいという人が反応していたでしょう。
しかし今は「世界観」と「高収益」という2つを掛け合わせてサイト内で打ち出しています。
以前は世界観や高収益という単体のワードだけでも目を引くことができました。
しかし、今はそれらを掛け合わせてビジネスモデルを作る必要があるということを視覚的に訴求しているのです。
憧れる人の強みに自分の強みを掛け合わせる
私も特別すごい発明級なことをしたわけではなく、誰かのリソースと誰かのリソースを掛け合わせてサービスを作っています。
私のサービスの成り立ちをもう少し詳しく説明します。
私のサービスは、大きく分けて3人の「私が成功者だと思っている方」のノウハウを詰め込んで生まれたものです。
当然ながらその3人の方々のポジショニングは
- 単純に仕組みを作ってる人
- 売り方に徹している人
- ブランディングに強い人
というように強みが異なります。
この3人の強みを掛け合わせて私のサービスはできていますが、この3人に共通してないものが私のサービスにはあります。
具体的にいうと
- コーチングの要素
- 人の魅力を引き出すコンテンツメイク
というところです。
いわゆる私の言葉でいう「世界観を作る」という部分が3人にはなかったのです。
私が「世界観が必要だ」と思った経緯については、今回は割愛しますが興味がある方は気軽に聞いてくださいね。
要するに私はその3人にない部分に気付いたときに
- 自分の弱み
- 自分の強み
- どうしてこういう世界観をぶつけようと思ったのか?
というところにすごく腑に落ちしました。
私のサービスには3人の強みを全て包括するようにしています。
「自分の中で何を生み出そう?」ということだけを考えず、
私が理想とする3人の強みだけを吸い取り、
そこに自分の強みを掛け合わせることで、
私のサービスを作ることができたのです。
足し算ではなく掛け算をしていく
このように「何かと何かの掛け合わせることによって結果的に新しいアイデアになる」ということが、あなたのアイデアを生み出すヒントになってくれたら嬉しいです。
因数分解をするようにアイデアを考えていくと、特に発明級のことをしてるわけではないのに何かと何かの掛け合わせをすることによって生まれるアイデアがあります。
その方法で生まれたアイデアは
- 全く見え方が違ってくる
- 今までにないアイデア
といった見せ方ができるようになることもあるのです。
「足し算思考」ではなく、「掛け算思考」を持って考えましょう。
【マインド+何か+何か】という足し算思考ではなく、
【マインド×何か×何か】という掛け算思考が良いですね。
「この足し算と掛け算はどう違うの?」と聞かれると、短時間でお伝えするのは難しいのですが簡単にお伝えしてみます。
どんどんプラスを乗せて積算していくと同じ領域のままですが、
全く違う領域のものと全く違う領域のものを掛け合わせると。
さらに違う領域のものが生まれる。それが掛け算です。
美とビジネスを掛け合わせる例
例えば「美」という領域だけでは全然エッジが効きません。
丸い球面のように綺麗なボールになってしまって、掴みどころがないという状態になってしまいます。
そこで「美」という領域だけではなく、例えばITツールや便利アプリといった少し美とかけ離れたようなコンセプトのものを掛け合わせます。
…そうすると、新しい領域が生まれるのです。
もう少し具体的な例をお話すると、「ファッション同行」と「SNSマーケティング」を掛け算したという例があります。
女性向けの美やファッションに特化したサービスを作ったわけですね。
そこに今はインスタと販売路線というビジネスの部分を付け加えています。
いわゆる【美×IT】なのです。
でもここに「美×アロマオイル」や「美×ネイル」というものを掛け合わせると、掛け合わせたものはどちらも美の大きな枠の中から脱出しきれていないですよね。
そうすると美だけのブランドというようになってしまい、模倣されやすくかつ飽きられやすくなってしまいます。
【美×IT】という別の分野を掛け合わせることで、差別化することができ、サービスとして成り立っていきます。
でも、ここにネイルやクリームを組み合わせてしまうと、【美+クリーム+ネイル】となってしまい掛け算になり得ないのです。
まとめ
アイデアを生み出す方法として、掛け算思考をぜひ使ってみてください。
アイデアは無から有を生み出すのではなく、有×有でアイデアを作れるのです。
このときに掛け合わせるものは別の分野のものから選んでくださいね。
そして足し算にならないように気を付けてください。
ここまでお読みくださりありがとうございました!あなたの1日が素敵な日になりますように。いってらっしゃい!
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