オリジナル講座プログラムは、オリジナル思考をやめた瞬間にできる

「オリジナルの講座を作りたいのですが何か良い方法はありますか?」

という質問が来ることがあります。

結論からお伝えすると、今回のタイトルでもあるようにオリジナル思考を辞めることから始まると言えます。

「自分だけのオリジナル講座がつくりたいのにオリジナル思考を辞めろってどういうこと?」

と思った人は最後まで読んでみてくださいね。

ということで、今回は「オリジナル講座プログラムはオリジナル思考をやめた瞬間に出来始める。」というテーマでお話します。

すでにオリジナル講座を提供している、またはプログラムを持っているという人はブラッシュアップをするときにこの記事を振り返ってみてください。

成功例から学ぶ方法

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私も実践していますがプログラムを作るときに、私の生徒さんにも実際に取り組んでもらっていることを2つ紹介します。

1つめは、情報収集をしてスクラップノートまたはスクラップブックにまとめてもらうこと。

なるべく一冊のノートに気になる記事を貼ってもらったり、書き留めてもらいます。

2つめはライバルや憧れの人をリサーチしてもらい、書き出してもらう。

ライバルをリサーチしてもらうわけですが、

  • 誰をターゲットとしているか

  • どのようなサービス内容か

  • 金額はいくらか

  • SNSではどんな発信をしているか

などということをリサーチしてもらっています。

この取り組みをしてもらっている根拠は多々あります。

ビジネスは確率論と言われていますが、確率論というのは

成功しているプロモーションを見てその人を学び、いかに自分のものにできるか

ということで、相手を真似して自分のものにできれば大きく失敗することは無いという背景があります。

これは過去の記事 #292 「あなた自身が超一流にならなくても、魅力的なサービスを作れる、キュレーション思考」でも紹介した「守破離」の考え方にも当てはまります。

オリジナルはオリジナルではない

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ここである一つの言葉を紹介します。

「何かをオリジナルと呼ぶやつは、十中八九元ネタを知らないだけ」

これは小説家のジョナサン・レセムという人が言った言葉です。

衝撃的な言葉ですが、実は今読んでもらっている記事もオリジナルではありません

私の知識や体験談もありますが、それに加えて誰かの知識を色んなところから拾ってきて、この記事は完成しています。

今お伝えしたジョナサン・レセムという人の言葉すらも私は拾ってきていますよね。

こうやって記事を届けられる理由も、常に元となるネタを探しているからです。

私が記事をあげ続けていることがすごいと思わないのは、元ネタがたくさんあるから。

そのため、メルマガが書けない。情報発信できない。という人は、オリジナルを出そうと考えるのではなくネタを探してみてください。

型を真似て成功した例

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とはいってもオリジナルでプログラムを作る人もたくさんいるでしょ?

そう思う人のために、ここで面白い実例を2つ紹介します。

電子書籍で有名なのは?

電子書籍と聞くと最近は当たり前になってきていますが、この電子書籍を読むための電子書籍リーダーといえば、どの企業を思い浮かべますか?

Amazonのkindleを思い浮かべたのではないでしょうか。

当初は、電子書籍リーダーの中に入っている本から好きな本を選んで読めるというのは非常に画期的な発想でした。

でも最初に電子書籍リーダーを開発したのはkindleではありません。

実はソニーだったのです。

ソニーはLIBRIé(リブリエ)という電子書籍リーダーを開発していましたが、のちに販売終了。

しかし、Amazonはソニーの電子書籍ビジネスとデバイスを徹底的に分析した結果、日本でも認知度の高い電子書籍リーダーとなりました。

実際にAmazonがソニーのアイデアを真似して開発したのかはわかりませんが、「電子書籍」というアイデアはAmazonのオリジナルのものではなかったのです。

携帯メーカーのシェアについて

もう一つは携帯メーカーの話。

携帯メーカーのシェアについてあなたはどれくらい知っていますか?

サムスンやAppleなどが出てくると思いますが、アフリカエリアの市場でこのサムスンやAppleをごぼう抜きしそうな勢いのメーカーがあります。

それがトラシオンというメーカーです。

アフリカ市場で勢いのあるトラシオンですが、どのような携帯か。

まず、アフリカなので黒人が多い。

これを頭に入れた上でローカライズ戦略として、背景が黒くても黒人が綺麗に自撮りできるといった機能が付いています。

他にも、色んなSIMに対応しているデュアルSIM対応。

そのほかにも

  • パーティーでも使えるように、通常の10倍の大音量を出せるスピーカー機能が付いている

  • 手汗に強い素材

  • 最長20日間バッテリーが持つ

というように、現地の人に合わせたモデルを作っています。

これらの事例からも言えるとおり、あなたにも多くのチャンスが眠っているということに気付いてほしいのです。

業界ナンバーワンの人がいたとしても「守破離」という型を真似て、そこから独自のエッセンスを注入していく。

そこからが勝負なのです。

作品に触れる

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kindleとトラシオンの例のように、皆さんには多くの作品を見てもらうことで自分の作品が面白くなるということを理解していただきたいです。

ここでいう「作品」というのは主に「広告」のこと。

広告は素材の宝庫です。

例えば「ターゲットが困っていると思うことを出してください」

と私は生徒さんによく言いますが、ターゲットの困りごとが知りたいのであれば類似の広告のランディングページを見るのが一番の得策です。

「こんなことで困っている人いませんか?」

というように、すでにランディングページに答えが書いてあるわけです。

もちろん、一言一句真似するのではなく、そこからヒントをもらって自分の色に変えていく。

基本的にターゲットの困りごとは変わらないため、書いてあるランディングページの言葉が良い土台になるわけです。

ここで、冒頭で情報収集をスクラップにするといった大きな意味を3つ紹介します。

1つ目が時短。

2つ目が、成功の確実性が高まる。

3つ目が売れる脳になる。

とくに1つ目の時短になるというのは、私自身すごい効果を感じています。

一人で考え込むよりも、スクラップしたノートの中から今日はこの話を出そうと考えた方が一瞬にしてネタを作ることができる。

このようにスクラップにしてまとめた情報について考えて記事を出すことで、自分でも疑似体験をすることができます。

他人事ではなく、自分事に捉えるというのがポイント。

外にある素材に目を向けてみる

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長くなりましたが、私はコピーを作るのが得意ではありませんでした。

ですが、生徒さんにセミナータイトルやコンセプト案を出したときに

「同じセミナーではないくらい印象が変わりました」

と言われることがあります。

これは私の能力というよりも、スクラップを毎日欠かさず行っているから知識がどんどんバージョンアップされているだけなのです。

そう考えると私自身のスペックがどうこうというよりも、あなたにもできる内容であるというのはもちろん分かることでしょう。

まとめると、世の中の広告やマーケットに対してどれだけ自分事として目を向けていくのかがすごく大事だということ。

今日からあなたのスマホに出てくる広告や目に入ってくるものをしっかりと収集してスクラップノートをつけてみてください。

そうすると、オリジナル講座はオリジナル思考を辞めた瞬間にでき始めるということが理解できるはずです。

自分の中から生み出そうとするよりも、まずは外にある素材に目を向けてみてくださいね。

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