突然ですが、パーソナルブランディングという言葉を聞いたことはありますか?
直訳すると「自分自身をブランド化すること」になりますが、この考えは今後生きていく上で重要な考えになってきます。
というのも、この世の中は日々進化・成長を繰り返しており、その中でたくさんの商品やサービスが集約されているのです。
そうすると、その有り余るほど集約された物の中からあなたの商品を選ぶことになります。
つまり、「誰でもいい」のではなく「あなた」の商品を選ぶ、という選択基準になっていくのです。
そのためには自分自身をブランド化していくこと=パーソナルブランディングを考えることが必要になってくるでしょう。
そこで今日は、180人以上のブランディングのお手伝いをさせていただいた私が「パーソナルブランディングを成功させる5つの方法」についてお話をしたいと思います。
「5つの方法」を読む前に
冒頭でもお話しましたが、複数ある商品の中から「あなたの商品がほしい」と思ってもらうためには、差別化される要因や独自性というものをしっかりと作り上げていく必要があります。
自身のブランドが際立っていないと
- 値段が安い
- 距離が近い
- 仲がいいから
という価値とは違う選定基準で選ばれるようになってしまいます。
このように、特徴的な部分がないと「どうしてもあなたから買いたい」と思ってもらえなくなるのです。
そのため、より多くの方々に届けるために自身のブランドを確立させていかなければいけません。
また、余談ですがブランドを確立する上で情報発信が胆になってきます。
この情報発信を行わなければ認知されず、自分の存在がないものと同じことになってしまいます。
それらも踏まえて、ぜひ5つの方法をご覧ください。
パーソナルブランディングを成功させる、5つの方法
それでは5つの方法をご紹介します。
その1 自分は何の専門家であるかを定義する
まずはじめに、あなた自身の過去の実績や経験・知識などを照らし合わせてどの分野で勝負できるかを定義する必要があります。
ここで重要なのは、自己肯定感です。
- 私には無理
- 私なんかできない
- 専門家といえるほど知識が無い
始める前からそのようなことを言っていたら、その時点でパーソナルブランディングを構築することができなくなってしまいます。
例えばあなたが30歳だとしたら、30年分の「何かの積み上げ」というのは
少なからずあるはずです。
そこに世の中のニーズと何かを掛け合わせて「何か一つでも二つでも生み出す」という感覚が必要です。
▶自分の中から生み出してあげよう
▶自分は誰を救えるのだろう
と考えていく上で「自分は何の専門家なのか」ということをしっかりと定義することが非常に重要になってきます。
その2 ターゲットを定義する
2つ目は「ターゲットを定義する」ということです。
このことは過去のnoteでもお伝えしたことがありますが、自分の強みを理解した後は自分の強みや価値というものを誰に対して届けるのか。これを考えていきます。
つまり、自分自身のブランディングとはいえ、この届ける対象(ターゲット)も明確に定義しないとブランディングができないです。
自分自身にしかない強みは何かと明確にした後に「その強みを受け取ってくれる人は誰なのか」を考えましょう。
この届ける相手を想像することをペルソナを設定するともいいます。
ペルソナを明確にすることで「この人に届けたい」というものが明確になり、伝え方や打ち出し方も考えられるようになるでしょう。
また、「この人に届けたい」を考える際に「この人には届けない」という届けない対象も考えてみるとターゲットが絞りやすくなります。
その3 コアとなるメッセージを作る
ここでいうコアというのは、
- 自分の中の守りたいもの
- 成し遂げたいこと
- 生きる指針
というように「私はこれを成し遂げる」という強い意識のことです。
この意思を実現したいサービスやブランドの世界観から表現していくのです。
しかし、コアなメッセージを作るというのは非常に抽象的な話であるため、難しく感じる部分もあるでしょう。
ですがこのパーソナルブランドを作る上では、このコアとなるメッセージは非常に重要な方法の一つになるのです。
また、コアなメッセージを作る際に「柔軟な対応をしなくてはいけない」という考えがあります。
ブレないメッセージを作るのに「柔軟な対応をする」というと、一見矛盾しているように見えるでしょう。
しかし自分の殻となるものを強く持つと同時に、それを達成させるために、柔軟に他者の指摘や日々の環境の変化を受け入れる姿勢を持つということが重要なのです。
この柔軟な対応があなた自身のコアメッセージをどんどん強くします。
多くのことを柔軟に取り入れつつも、決して変わらないメッセージこそがあなたのコアメッセージです。
さらにコアメッセージを世の中に提供すればするほど、あなた自身の生き方や理念・考え方というものが強くなってくるのです。
その4 自身の経験やスキルから提供価値までのストーリーを持つ
これも過去に何度かお伝えしているのですが、「挑戦をしている最中でさえ価値を持っている」ということです。
- ○○の勉強をしている最中
- 商品を販売するためにアイデアを出している最中
- サービスを考えている最中
というように「今これをしてる最中」というものに対しても全てそのストーリーがついてます。
この「パーソナルブランディングを成功させる5つの方法」を考えている最中も新しいストーリーが生まれますね。
ですが自分がその渦中にいると、そういったストーリー性に気付きにくくなるのです。
そのため、私は今、取り組んでいるタイミングで
- 今までの取り組みは商品になりますよ
- ここまでやってきたことはサービスになりますよ
- SNSでも発信していきましょう
と言いたいです。
なぜ言いたいかというと、あなた自身の取り組みが一段アップしているからです。
一段上がったということは、それを一段階前の人に対して教えることができるということです。
そうすると、すでにサービスを差別化させて成立することができます。
そのためこのストーリーを持つことが必要となります。
極端にいうと、強い敵を倒していくだけのストーリーだと全然つまらなくなるわけです。
主人公が生まれて
- どういう苦難があったのか
- どういう体験をしたのか
- どういう仲間と出会ったのか
そして、倒れそうになるけれども復活して最後のボスを倒す。
というようにストーリーに起伏があるからこそ面白味が増していくのです。
結果がどうこうではなく、あなたが生きてきたこのストーリーを背景として組み立てていきましょう。
その5 情報発信手段と方法の適正化を行う
最後は「情報発信手段と方法の適正化を行う」ということです。
冒頭でお伝えした通り、極端な話ですが情報発信を行わないと自分がいないという状態と一緒の状態になってしまうわけです。
私たちは基本的に無名です。
無名ということは「私はここにいて、こういうサービスやっています」と手をあげる必要があります。
いきなり「商品を販売します」といっても認知されていないため、すぐに購入者は現れません。
そのため、サービスが出来る前から情報発信をしていき
- 私という人間は○○です
- 私のコアメッセージは○○です
- 私が助けたい人はこういう人です
という情報発信を適切な場所で行います。
そうすることでパーソナルブランドが際立ってくるわけです。
ですが、「サービスをが完成してから発信しよう」と考える人も少なくありません。
今から情報発信とを適切に行っていく必要があるのです。
例えば
- 日々の学びをSNSで発信
- サービスを作っていく過程を発信
- ブログを作って読んだ本や自分の感じたことを発信
などというように、経験をもとに情報発信する人はパーソナルブランドが際立ってきます。
そのため、パーソナルブランディングを成功させる際に
「価値提供」
「コアメッセージ」
「背景にストーリーを感じさせる」
これらが必須になってくるのです。
まとめ
今日は「パーソナルブランディングを成功させる5つの方法」についてお伝えしました。
5つの方法といっても、初めて聞くようなお話しではなかったと思います。
パーソナルブランディング=ビジネススキルと言っても過言ではありませんので、あなたも「自分は何の専門家であるのか」これを定義してみてくださいね。
そして、コアとなるメッセージを作り、自分の価値や今までの経験を発信してみましょう。
ここまでお読みくださりありがとうございました!あなたの1日が素敵な日になりますように。いってらっしゃい!
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