情報発信をする上で、ありのままの自分を発信することに抵抗がある人もいるかもしれませんね。
しかしありのままの自分の言葉を発信することは情報発信をする上で重要なポイントの1つです。
自分の軸をしっかりと持って伝えていくことはブランディングをする上でも大切なことです。
今回は「ブランディングに必要な二つの要素」についてお話します。
そもそもブランディングとは?
ブランディングという単語を調べていくと、元々ブランドという言葉にingがついてブランディングになっています。
言葉の語源としては、昔牛を放牧して飼い慣らしていたときに自分の牛なのか?他の人の牛なのか?という区別をつけるために牛の体に焼印をしたことが始まりです。
鉄を熱して牛のお腹など体に「うちの牛だよ」とジュっと焼印をするわけですね。
例えば庄司という名前を牛の体にジュっと焼印をすると、牛が死ぬまでその焼印は消えることはありません。
このように牛に焼印をして印をつけ、それを「ブランド」と呼んだことが言葉の始まりです。
ロゴを見ればどこの商品か認識できる
例えば「ブランド品」と言うとルイヴィトンなどの高級品を扱うブランド品をイメージするかもしれませんね。
それも一種のブランドで、マークやロゴを見たら「あのお店ね」とすぐに理解できるのがブランドです。
例えばマクドナルドの「M」のロゴを見れば「マックだ」とわかります。
また、ナイキのロゴマークを見たら「ナイキの靴なんだ」とわかりますよね。
しかし私たちが個人レベルでブランディングを実践しても、視覚的に認識してもらうことは難しいです。
例えば、私は主催している継続講座のロゴマークを作っていますが、そのロゴマークを世の中の人に見せても認識してもらうことはできません。
これはそのロゴマーク自体が世の中の人には広く知られていないからです。
そして、この記事ではこのような力としてはまだ大きく持っていない私たちが何をするべきなのか?というところを二つお伝えしていきます。
ブランディングで絶対必要な要素①:一貫性
まず一つ目は一貫性です。
一貫性というのは言い直すと軸です。
一貫性を持たせて、軸を持って発信していくことが第一の条件になります。
私でいうと、一貫性というのは「世界観」です。
あなたはこの物事をどのように見ていますか?という世界観のことを指します。
- この世の中をこういう風に見てますよ
- こういう物事をこういう風に捉えてますよ
ということを一貫性があるメッセージでずっと届けていくということですね。
ただ、一貫性を持ったとしても、枝葉の部分では色々なことを言っているかもしれません。
しかしその枝葉をずっと辿っていくと、この人が言いたいことは「これを基にして言っているのだな」という大きな幹、つまり軸を持って発信することが重要です。
軸を持って発信することで、発信の内容に一貫性が生まれます。
私の一貫性の例
例えば私の一貫性というのは、基軸をずっと辿っていくと「愛」というところにたどり着きます。
その愛の枝葉でいうと、
- 家族愛
- 仲間に対する愛
- 自然に対する愛
など、複数に選択されていくわけですね。
様々な情報を発信していますが、軸としては「愛」を持っているのです。
このように一貫性のあるメッセージをずっと届けていくのです。
自分は「愛を持ったメッセージを届けていく」という基軸を持っているのに、それに反して人を攻撃するような情報発信をすると一貫性はなくなってしまいます。
攻撃と言っても色々ありますが、例えば
- 突然愛のないメッセージを届ける
- 急に攻撃一辺倒の相手を傷つけるようなことだけをグサグサ言う
などということをすると軸はぶれてしまいますよね。
軸がぶれると、「SNSのフォロワー」のような私の発信を楽しみにしている人たちは少しづつ減っていってしまいます。
テーマを仮定してアウトプットする
あなたの一貫性はなんですか?
もしぱっと思いつかなのであれば、一度自分の中で「こういうテーマではないか?」と仮定を立ててみましょう。
仮定したテーマを毎日のように情報発信したり、自分の口から言ったりすることで、自分が発信したい内容だったかを自分で確認できます。
このアウトプットを繰り返すということは、周りへ発信するだけでなく、自分にも言い聞かせていることにもなります。
アウトプットができないと頭の中で悶々としたり、ぐるぐると巡らせたりするだけなので全くもって効果がありません。
ですから「自分は何者なのだよ」というのを明確にするためにもアウトプットします。
自分自身がアウトプットすることによって、自分の口から出たものを自分の耳がもう1回聞きます。
このようにして自分の自己理解を深めていくという操作が必要です。
これを繰り返していくことで、
- 自分が本当に大事にしたいこと
- 自分が胸を張って発信したいこと
も自然と見えてきます。
また、一貫性とアウトプットはセットになっているのが条件です。
一貫性を持って、アウトプットをしていきましょう。
ブランディングで絶対必要な要素②:解放
二つ目は解放です。
これは私が直々にコンサルティングをしている生徒さんにもお伝えしている部分です。
解放というのは「自分の解放」ですね。
「どういうこと?」と思われる方もいるかもしれません。具体的に説明します。
解放は、言葉の通り、解き放つということです。
つまり、自分の情報発信に制限をかけないということになります。
もう少し具体的に話すと、例えばFacebookなどで情報発信をするときに誰かに遠慮しないということです。
- これ書いたら悪く思われるんじゃないかな?
- こういうこと書きたいけどちょっとオブラートに包んでおこう
- こういうこと言いたいけどやっぱり言ったらちょっとダメかな
などを気にせずに、発信するのです。
- どこかで制限をかける
- 100の部分を30ぐらいまで表現力を落とす
という発信は全解放ではない表現です。
とはいえ私自身も若干抵抗があり完全に開放しきれてない部分が正直あります。伝えたいことをちょっとしか出していないときもあります。
ダムでいうと100%放流ではなく、10%ぐらいのチョロチョロの水しか放流していないような状態ですね。
伝えたいことを解放する
自己表現をして世の中に価値提供をしようと考えた場合、自分のありのままを伝えるということは必ず必要です。
一貫性を持ちながら自分自身の考え方・生き方・在り方といった伝えたいことを解放していきましょう。
解放して発信をすることで、あなたの情報発信を見る人も
- すごく気持ちが良い
- 本当に心に通じ合う
- この人は「素敵だな」と共感する
という効果や効能があるはずです。
私のFacebookの投稿や常日頃のやり取りを見ている人がどのように感じてるかはわかりません。
ただ私はFacebookではなるべく制限をかけたことを言わないようにしてるんですね。
書きたいことを書くということですね。
しかし書きたいことを書くと言っても
- ただ殴り書きのように書く
- 誰かを否定する
という情報発信はしていません。
誰かを否定するような情報発信は、それを見た人が「えぇ!?」と気分が悪くなってしまうだけです。
そのような投稿は自己満足の投稿になってしまい、周りへの影響は良くないものになってしまいます。
想いを届けたい相手にどういう風に届けたら良いのか?と考えながら
遠慮なく自分を全解放していきましょう。
発信をするときは、なるべく「こうである」と言い切ってしまいましょう。
それが間違いであるか?正解であるか?ということよりも「自分の生き方はこうである」と誇示できることの方がすごく重要です。
自分のサービスを持つ人は、そこからさらに講師のポジションに立つ
あなたがサービスを提供していく側になったときに、そのサービスを買う人が必ず出てきます。
そのときにそのサービスを買う人から見て
- 一貫性のないことを言っている
- 自分を解放せずにオブラートに包んだ言い方をしている
- 言葉のニュアンスに何かを抱えている
というように見えると発信者として・教える立場としてどうなんだ?と思いますよね。
ここであなたの視点として持ってもらいたいことをお伝えします。
あなたがカリキュラムを作ってサービスを提供していくことになった場合、あなたは講師であるということです。
私は今コンサルの仕事をしているため「講師」として働いていますが、今の私と同じ講師側にあなたもなるはずです。
講師になったときにどのように対応をしていくのかを、今のうちからイメージしていかないといつまでも先生のポジションにはなれません。
ここを脱しないといつまでも生徒のポジションという状態で居続けてしまいます。
人にサービスを届けるために、人に何かを教えるために、プロの思考になる準備をしていかなければいけません。
まとめ
今回はブランディングに必要な二つの要素ということで「一貫性」と「解放」についてお伝えしました。
ブランディングという意味では、一貫性と自分を解放するということをワンセットにしてぜひ考えてみてください。
また、今回の話は「ブランディング」とweb上で検索しても出てきません。
これは私が十数年ブランディングを意識して発信し、100人以上の方のブランディングをお手伝いさせていただいた結果見つけた私なりの考え方です。
改めて、一貫性と解放はペアであることを忘れないでくださいね。
ここまでお読みくださりありがとうございました!あなたの1日が素敵な日になりますように。いってらっしゃい!
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