あなたは「自分自身のブランド」ができていますか?
ブランドの作り方は多岐に渡り、作る上で悩む人も多いと思います。
しかし、ブランドの作り方は「領域が広い・選択肢が多い」というだけで、特別多くのことをする必要はありません。
そこで今回は、ブランドを作る選択肢の一つとして、反対意見や反対の主張という意味である「アンチテーゼ」を主張していく方法をお伝えします。
無印良品の戦略からみるアンチテーゼの例
アンチテーゼについて「無印良品」を例にあげて見ていきましょう。
「無印良品」というと、今では商品のイメージがパッとすぐに湧くと思います。
ですが、無印良品が出た当時は「西友のプライベートブランド」として商品化されたものでした。
そして無印良品というのは、消費社会に対するアンチテーゼというコンセプトで生まれたのです。
その当時は、商品の大量消費にフォーカスがあたり「とにかく使う、とにかく買う」というような大量消費の時代でした。
西友が安くて大量に生産しているのに対して、無印良品は
- シンプルで出来るだけ長く使える
- 幅広い方々に愛用してもらえる
- 素材にこだわる
というコンセプトで生まれたのです。
このように、西友やスーパーマーケットが大量生産をしている時代背景に対してアンチテーゼを唱えた結果「無印良品」が誕生しました。
そして無印良品は世の中に対して「今の時代は〇〇であるけれども、私たちは△△である」という明確な発信をすることで、ブランドを作りあげることができたのです。
またアンチテーゼを明確にすることで、大量消費に向かいそうになったときも自身のコンセプトや軸に戻って一貫性を持って発信することができます。
私のアンチテーゼについて
アンチテーゼを考える前に、私自身のアンチテーゼは何なのかということをお伝えします。
私が数年前にコンテンツビジネスを知ったときは、とにかく「マーケティング一辺倒」の世の中でした。
とにかく売る。それだけです。
これを最優先にしていたので、買わないといけないという恐怖心を煽り、とにかく「売る、買わせる」ということにフォーカスされていました。
正直、商品によってはあまり役に立たないようなものや粗悪品といったものもまかり通っていた時代だったと私は感じています。
そしてその状況に異論を唱える人がいなかったのです。
いわゆる「売ったもん勝ち」という世の中でした。
確かに、マーケティングの方法というのをしっかりと捉えた人達は想像できないくらい大きな金額を売り上げとして上げていたわけです。
しかし当然ながらそのサービスを売る側と、サービスを買う側の感情が一致して「この人から買ってよかった」という風にならなければ、一過性のものになってしまいます。
その当時は「リピーターを生む」という考えよりも「一発でドカンと数億円を売り上げる」という考えが主流でした。
また、商品の販売前から見込み客を集めて、発売時に爆発的な売上を上げる方法をプロダクトローンチといいますが、決してその方法を悪くいうつもりはありません。
実際にプロダクトローンチを打ち出して、一晩で3億円を稼いでいた人たちもいました。
しかし、私はそういった売り出し方に違和感があったのです。
ちなみに、そのようにして利益をあげていた方々は今となっては見る影もないくらいに衰退していってしまいました。
そこで私のアンチテーゼは「やり方よりも在り方」だと定義しました。
私のアンチテーゼは「やり方よりも在り方」
経営としては、短期的にドカンと利益を上げるものではなく、できるだけ長期的に長く経営をすべきであると考えています。
方法論はその時代背景によって変わってきますが、自分の心や魂というのは変わりません。
- 自分は一体何をしたいんだ
- そしてなぜそれをやりたいのか
というものを明確化し、コンセプトに掲げながらブランド化していくことが大切です。
私のアンチテーゼについてまとめると
「売り方のみの知識武装ではなく自分自身のマインドと売り方を軸にして経営をすることである」
ということになります。
当然ながら「売り方」の方法というのも0では売れないので、それも知識つとしては必要な部分です。
そのため、長期に渡ってベースを作りあげていき、世の中に対してのセールスマーケティングをしっかりと行っていくことも重要であると私は考えています。
あなたのアンチテーゼは何か?
ここまで読んで、あなたのアンチテーゼは思い浮かびましたか?
興味のある業界のアンチテーゼで「こういうものは常識になっているけれども私はそうではないと思っている」ということはあるか考えてみましょう。
それに対して「私はこれを提唱したい」という意見が出せればいいですね。
そしてそれをコンセプトにしたり、ミッションやビジョンとして掲げたりしてみましょう。
ビジョンを掲げたらfacebookやTwitterなどのSNSで発信していくのも良い手段です。
「私は新しく〇〇を理念に掲げて、△△やっていきたいんだ」というように、明確な提唱をすることでブランドは強固なものになっていきます。
そしてそれを発信することで、賛同してくれる人たちが集まり、気づいた頃には頼れる仲間と一緒に強い決意のもとで活動ができるようになるでしょう。
まとめ
今日は「ブランドを作るなら、あなたのアンチテーゼを主張しろ」についてお話をしました。
あなたもぜひ
- 自分自身のアンチテーゼは何か
- 何を掲げているのか
を考えてみて、発信活動をして下さい。
そしてあなたのブランドをどんどん広めていきましょう。
ここまでお読みくださりありがとうございました!あなたの1日が素敵な日になりますように。いってらっしゃい!
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