皆さんは恩を返したいと思う人、または忘れられない恩がある人はいますか?
今回は「与えた恩は一瞬で忘れ、受け取った恩は一生忘れない」についてお話しようと思います。
与えた恩は一瞬で忘れる
皆さんも「誰々に何かをしてあげた」という気持ちを持ったことありませんか?
私も日々暮らしていたり、仕事をこなしていたりすると、「誰々に何かをしてあげた」と思ってしまうことがあります。
私は仕事上で「庄司さん〇〇で困ってるんだけれど、どうにかできませんか」とよく相談を受けることがあります。
相談されたとき、私はコンサルタントという仕事をしている手前、様々な業種の知り合いがいるためその手に詳しい方にお繋ぎします。
具体的にはfacebookメッセンジャーなどでグループを作り、相談者の方と相談の場を提供していました。
そして、私はその時「人を繋いであげた」と思ってしまったのです。
お恥ずかしい話ですが、当時の私は相手に対して「こうしてあげたのに」という考え方をしてしまいがちの人間でした。
皆さんも私と同じように思ってしまう場面ありませんか?
仕事などに限らず、日常でも起こり得ることだと思います。
相手に対して「親切にしてあげた」、「代わりにやってあげた」と感じることは、普段暮らしていくなかでも多くの人が経験することではないでしょうか。
恩着せがましくなってはいけない
今回の話は反面教師という訳ではないのですが、自分が何かをしてあげたというような、与えた恩は基本的に一瞬で忘れましょうという話なのです。
今回の件を考えるきっかけになったのが、私が教えて頂いた言葉でした。
与えた恩というのは、必ずしも与えた人から貰うものではない
その人へ与えた恩は何も必ずその人から返ってくるというわけではないのです。
与えた恩は巡ってその人へ還る
例えば、私がAさんに紹介をしてあげた時、私からすると「Aさんに恩を与えた」という見方ができます。
ただ、その恩はAさんから直接返してもらうのではなくて、与えた恩は巡り巡って自分の元へ還ってくるのです。
私自身、この言葉に気付いてからいくつか実感することがありました。
Aさんのために動いたけど、Aさんが自分の近くからいなくなった。だけど、とある人から、「Aさんからあなたの話を聞いたよ。すごく丁寧に対応してくれるのね」と耳にすることがありました。
「こんなことをしていたのですね」と自分の活動を知ってもらえる機会にもなり、自身と関係がないようなところからも評価を頂くことが体感的に増えた気がします。
このような出来事があり、世の中には説明のできない見えない力があり、与えた恩は巡り巡って還ってくるものだと感じました。
受け取った恩の返し方
先程から恩を与える事について書いてきましたが、もちろん誰かから受け取る恩もあるのです。
与えるだけではなく、私も色々な方々からの恩を受けて生きてます。特に受け取った恩というのは忘れないようしなくてはいけません。
恩を忘れない工夫
忘れないようにすることはなかなか大変ですが、一番良いのは忘れないようメモを残す事だと思います。例えば、[〇月〇日誰々さんに〇〇をして頂いた]のようなメモです。
必ずしもメモを残す必要はありませんが、メモを残すことでいつでもいただいた恩を思い出すことが出来るようになります。
とにかく、自分なりに恩をもらったことを忘れないような工夫が重要です。
恩を返す
そしてその恩をもらったということを忘れていなければ、その恩を与えてくれた人が困っているとき、迷わず救いの手を差し出すことができます。
そのときに貰った恩を返すことができるのです。
もしくは直接恩を返すことができない時は、第三者に伝えるというのもより有用な恩返しになるでしょう。
私の場合だと、「あの人のお仕事はすごくいいですよ」「あの人はこんな丁寧に対応してくださいました」と紹介するという形で、恩が巡って還っていくことを信じて相手に返しています。
第三者間の言葉というのは間接的ではありますが、非常に強い効果がありますので機会があれば実践してみて下さい。
まとめ
今回は「与えた恩は一瞬で忘れ、受け取った恩は一生忘れない」について書いていきました。
今回の話で一番伝えたい事は、私達は自分一人で生きているわけではないので、受け取る側も、与える側も両方が行き来をしてバランスを取っているという事です。
どちらも皆さん自身に当てはまる事だと思います。
恩を与えるということ、もらった事を忘れないということ、仕事だけに限らず、家族間や日常でも起こることがあります。
その時今回の話を踏まえて考えるきっかけにして頂ければ幸いです。
今回の話の元になったのは、私のコンサルタントのお仕事です。私は私のお客様同志を繋ぐコミュニティのようなものを運営しています。
最近ですと活動内容と活動結果をリアルタイムで共有していきながら、お互いがしていること・頑張っていることを、紹介し合い・確認し合うという試みに取り組んでいます。
一緒に取り組む方は早い段階で「自身」と「自身のサービス」を世の中に知ってもらうことができるのです。
また、これらの運営など含めて、何か私のサービスに満足していただき誰かに「庄司さんを紹介したい」となったとします。
そして紹介で入会された場合は、紹介したメンバーの方へ紹介料をお出しするという仕組みを検討しているところでした。
私がみなさんに与えている恩を、目に見える仕組みとして還してもらう。
私がみなさんからいただいている恩を、紹介という形で返す。
それは、お金だけでなく、仕事でも、1人間としての感謝の気持ちでも。恩は巡って還っていくものです。
与えた恩は一瞬で忘れる。いつかあなたに還ってきます。
いただいた恩は一生忘れない。あなたなりの方法で恩を返しましょう。
ここまでお読みくださりありがとうございました!あなたの1日が素敵な日になりますように。いってらっしゃい!
———
『選ばれる仕事をつくる』ためのヒントや考え方をLINE公式アカウントで発信しています。
興味がある方お気軽にご登録ください!
▼ ▼ ▼