人と同じところで勝負をせずに、あなたの強みを生かして競争に勝ち抜く方法があるとしたら知りたいと思いませんか?
この方法はビジネスの成功にも生かすことができる方法です。
ぜひあなたもこの考え方を生かしてビジネスの目標を達成してください。
今回は「優れるな、異なれ」をお伝えします。
自分の現在地を把握することは大切
本題に入る前にまず余談をお話させてください。先日、私は出張で福岡に行きました。
福岡の中でも北九州の方へ行ったのですが、もう本当に日本海に近いところでした。
近いと言っても、海沿いというほどではなく、ほぼ山口県や広島辺りに近いギリギリ九州のところです。
出張中は移動が頻繁にあって「あっちへ行ったり」「こっちへ行ったり」みたいな感じでした。
羽田空港から飛行機に乗って福岡に着いて、そのまま福岡から博多などにアプリの指示のまま電車に乗って移動していました。
もう自分が北へ向かっているのか南に向かっているのかすら分からない状態になっていたのです。
目的地に到着してからGoogleマップを見て「今、私はこの辺にいるのか」と認識することができました。
この体験から自分の現在地をしっかりと把握することはすごく大事だと認識したのです。
自分の現在地が分かっていないと小手先のことしかできない
「自分が今どこにいるのかを把握することが大事」な理由を、私が出張をした時のことを例に解説します。
自分が今、どこにいるのかが分かっているからこそ
- この辺りに何があるのか
- そこへ行くためにはどのような準備をする必要があるのか
を考えることができます。
そして、準備をしたら
- ここから近くに行くことができる
- この時間で行くことができる
と把握することができるようになるのです。
しかし、九州出張の時の私のように、昨日初めてポンと入って、どこに行けるかも分からずに電車に乗っていると考えることさえできません。
電車を降りてから「よし、調べよう」と思っても何も分からないのです。
せっかくご当地の美味しいものがあるにも関わらず、コンビニでご飯を食べるなど目に入ることしかできなくなります。
いわゆる小手先のことしかできなくなるのです。
現在地が分からないとゴールに向かえているかすら分からない
これはコンテンツ作成やビジネスをする上でも同じです。
一旦、自分がどこにいるのか現在地点を知り、「今、こういうことやっている」と分かっている必要があるのです。
そして、迷いそうになったら俯瞰して、現在地点からゴールに向かうことができるのかを場当たり的に見ることが大事になります。
私がコンサルをしている生徒さんによく聞く
- 今の状況
- 過去の振り返り
はここに繋がってくるのです。
また「あなたが行動したことでどのような結果になったのですか」もよく聞いています。
この質問によって現在地点と向かっている場所との差が分かります。それが現実と理想のギャップです。
自分が今取り掛かっているものが、しっかりとゴールに向かえているのかを考えてみましょう。
今いる場所が分からないとゴールに向かえているかすら判定することができません。
現在地点が分かっていると軌道修正することができる
私のコンサルの受講生を例に解説します。
私が主催しているブランディングアカデミーに参加してくれている人は、何かしら目標を持って参加してくださっています。
そしてこの目標は入った後も確認する必要があります。
- 当時の目標にちゃんと向かっているのか
- 今取り組んでいる内容はゴールに向かっているのか
を考える必要があります。
やはりこれは現在地として
- 今の自分の位置
- 現在の状況
- 自分の心境
をきちんと把握できているからこそ「違うな」と気付くことができるのです。そして、軌道修正をすることができます。
今回取り上げる「優れるな、異なれ」は前田裕二さんの言葉
現在地点を把握することがすごく大事だということを前置きにして「優れるな、異なれ」について解説していきます。
もしかしたら、すでに「優れるな、異なれ」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。
前田さんはスーパーエリートマンで大学卒業後は外資系投資銀行に入社してニューヨークで勤務していました。超エリートの金融マンとして活躍されていたのです。
その時の生活リズムは毎朝5時半に起床して、退社するのは深夜1時というようなハードなスケジュールでした。
やはり優秀なライバルがたくさんいる中で抜きん出るためには、そのような圧倒的な努力をしないとなかなか難しいものがあったのです。
そのような投資銀行での経験について、前田さんは
- 「英語が一番話せたわけではなかったし、投資の知識が一番あったわけではなかった」
- 「そのようなレースで勝つことは難しかった」
と話していました。
この経験から前田さんが導き出したのは「優れるな、異なれ」という考え方だったのです。
人と異なっていても良いが、圧倒的な努力が前提
前田さんが当時働いていた投資銀行ではクールに仕事をこなしている人が多かったそうです。
そのため「自分はガッツで異なるしかない」と意気込んで競争に勝ち抜く方法を探していました。
他の人と同じところで勝負をするだけが競争に勝ち抜く方法ではありません。
ベースとしてはちゃんとやることをした上で、人と同じことはしなくても良いのです。他の人と自分は異なっていて良いのです。
ただ、ここで注意して欲しいのがこれは単純に
- 優れなくて良いよ
- ダラダラとやって良いよ
- ちょっと人と違えば良いよ
というわけではありません。
言うまでもなく圧倒的な努力は必須です。
サービスの提供ではプログラム以外にも大事なことがある
この前田さんの話から何を伝えたかったかというと、私たちが作っているカリキュラムの話です。
今、あなたがカリキュラムをコツコツ作っているとしましょう。
生徒さんになる方に対して
- すごく良いもの
- 他の人には提供できない自分オリジナルのサービス
を提供したいと考えるはずです。
これはもちろんサービスを作る側としては立派な取り組み方です。商いをする上で、粗悪なものを販売するなんてことはあってはいけません。
しかし、サービスを提供する上でプログラム以外にも大事なことがあるのです。
私がビジネス塾に通っていた時の気付き
私の経験談を一例にお伝えします。私は色々なビジネス塾を渡り歩いてきました。
講師として年間億単位で稼いでる人のところで勉強させてもらったこともあります。
様々なビジネス塾で学んできましたが、ビジネスを教えてもらえるベースとなる映像プログラムが用意されていることが一般的でした。
そこで私は気付いたことがあったのです。
優秀な講師の方も含めて、一緒に学んでいる生徒さんもプログラムを見たからといって全員が稼げるようになるわけではないのです。
つまりプログラムの内容に比例して収入が上がるわけではありません。
プログラム内容に関係なく、成果を出せない人は出せない。
逆に、どんなプログラムでもすぐにアクションを起こして講師に質問をしながら素早く進み「はい。何千万売り上げました」という人もゴロゴロいました。
カリキュラムで学んだだけでは成功することは難しい
もちろんカリキュラムが不要だという話ではありません。
そうではなく、やはりある程度のベースを教えたら、講師側になっている人達はグループコンサルや個別面談を積極的に利用しているのです。
日々の壁打ちが、成功の9割を占めていると言っても過言ではないでしょう。
映像カリキュラを一生懸命見て、一人で勉強して成功した人もいるかもしれません。
しかし、私がビジネス塾に入っている時に講師に一度も質問せずに自分で行動して成功した人は皆無でした。
それはなぜかというと、学ぶ側が置かれている環境や取り組む姿勢です。
もちろん、そのカリキュラムが悪いわけではありません。
学ぶ側も教える側もカリキュラム以外のところが大事なのです。
学生時代の受験勉強「教科書」の例
分かりやすい例として、学生時代の受験のことを思い出して見てください。
学校で学んでいると教科書が渡されます。私たちが提供するプログラムは教科書と一緒です。
授業で使う教科書がいくら優秀なものであっても
と渡されたからといって、全員が100点を取れるようになるわけではありません。
どんなに素晴らしい教科書があったとしても、配られただけでは全員が東大に入ることはできないでしょう。
なぜそのようなことが起きるのかというと、自分たちが置かれている環境が影響しています。
- 勉強する環境
- 取り組むマインド
カリキュラム以外のところです。しっかりと自分をコントロールすることができていないとダメなのです。
成功するためには「異なれ」の部分が重要
だからこそ「優れるな、異なれ」から、カリキュラムを深く作り込みすぎても生徒さんが実感する効果効能に比例しないことを理解してください。
誤解があったら申し訳ないのですが、これはカリキュラムを真面目に作らなくて良いということではありません。
プログラムの良し悪しだけではなく、
- 自分のキャラクター
- なぜ作っているのか
- 自分のプログラムだからこそこんなことができる
という部分で他の人と異なっていきましょう。それがあなたの価値になり、差別化ポイントになります。
実はこの「異なれ」の部分の方が重要なのです。
だからこそプログラムは
- 生徒さんが手にするもの
- 初めて目にするもの
ではありますが、すごく立派な分厚い教科書を渡しただけでは成果効能は出ないのです。
先程もお話したグループコンサルや個別面談といった環境が大事になります。
あなたがグループコンサルや個別面談を実施するかは分かりませんが、生徒さんが行動しやすくなる環境を作ることが大切でしょう。
進んでいくための環境がなければ、どんなに素晴らしいプログラムがあっても一切意味がなくなってしまいます。
まとめ
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今回お伝えしたことをまとめると成功するためには優れることだけを考えるのではなく、異なっていくことも大切です。
一定基準以上のクオリティを満たしたら、人と異なる部分を考えてみましょう。
ぜひ、すでにプログラムが完成している人も、前田さんの言葉「優れるな、異なれ」をイメージしてもう一度見直してみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。それではまた次の記事でお会いしましょう。
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