“初心忘れるべからず”の本当の意味

「初心忘れるべからず」

という言葉を一度や二度聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?

一般的には、初めて何かやろうと思った時の初心という言葉です。

「これをやろう」と思った時の志を忘れないというような意味合いで捉えられているでしょう。

もちろんその意味としては大きく外れてはいないのですが、先日本当の意味を知りました。

ビジネスで成功するためにも大切な言葉なので、紹介させてください。

今回は「“初心忘れるべからず”の本当の意味」を解説します。

「初心忘れるべからず」に続く言葉

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そもそも「初心忘れるべからず」は、室町時代に芸術の能を成功させたと言われている世阿弥の言葉です。

そして、実はこの「初心忘れるべからず」という言葉の後にもう2つ言葉が続いているのをご存知ですか?

「是非の初心忘れるべからず」
「時々の初心忘れるべからず」
「老後の初心忘れるべからず」

それではこの世阿弥の言葉の意味をもう少し詳しく解説します。

「初心忘れるべからず」の本当の意味

一番最初の「是非の初心忘れるべからず」は、最初に志を持った時の気持ちを忘れないようにしようという意味を含んでいます。

実は、もっと正確な意味があるので、解説します。

初心というのは初めての志ではなくて、芸の未熟さを表しているのです。

つまり

初心者の頃のみっともない状態

を表しています。

どちらかというと、ネガティブな表現なのです。

「初心者の頃の頑張るぞ」という気持ちなどを思い出すという意味ではなく

「失敗してしまっているダメダメな自分に戻らないようにしよう」

という意味が初心なのです。

  • ダグダになって色んな人から「何それ?」と言われて恥をかいているような状態

  • 「惨めな状態に戻りたくないでしょう?」ということ

を思い出せと言っているのです。

「時々の初心」の意味

続く「時々の初心を忘れるべからず」という言葉は、そのような成長過程を忘れないようにしようという意味です。

その時々に積み重ねていくものが「時々の初心」になります。

「初心忘れるべからず」の初心の恥ずかしい時期を乗り越えることで、少しずつ成長しているのです。

「そういう成長過程も忘れるな」

という意味です。

「老後の初心」の意味

そして、最後の「老後の初心を忘れるべからず」は、何かを達成した時でも、初心や途中経過を忘れずに芸の向上を目指し続けましょうという意味です。

明確には老後がどのような時間軸を指しているかは分かりませんが

プロフェッショナル=何かを達成した時

とこの記事では定義しています。

たとえプロフェッショナルになったとしても、時々の途中経過を忘れずに芸の向上を目指すステージに居続けましょう。

成長にいつまでも終わりはないのです。

私の「初心忘れるべからず」の例

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私自身のビジネスについて「初心忘れるべからず」の言葉に当てはめて考えてみると、コンサルタントとして活動を始めたばかりのことを思い出します。

当時を振り返ると、コンサルタントと名乗るのも恥ずかしいくらいの状態から始めました。

誰しも「やってみよう」と挑戦を始めたばかりの頃は実績がありませんが、もちろん私も同じでした。

  • どのようにしたら人に認められるのか

  • 依頼を受けることができるのか

本当に暗中模索の日々だったのです。

今思い出すと恥ずかしくなるようなこともあります。

しかし、その当時の私に出来る限りのことをやり尽くしたのです。

やはり、ストレスもありましたし、他人から「なんでそんなことをしているんだ」と思われるようなこともしてきました。

私がセミナーを主催して得たこと

例えば、誰もやらないことをやろうと考えて、セミナーの主催をしたことがあります。

安直な話ですが

誰もやらないようなことをやるからこそ、知名度が上がるのではないか

と考えたのです。

そして、地元の仙台で著名な方々のセミナーを何度も開催しました。

その結果

  • 集客のノウハウが分かる

  • 著名な方から別の著名な方を紹介してもらう

など、少しずつ成長することができました。

初心を振り返ると、このように本当に泥臭くやってきたのです。

あの当時があるからこそ、今の私があります。

まとめ

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今回は「“初心忘れるべからず”の本当の意味」を解説しました。

  • 是非の初心忘れるべからず

  • 時々の初心忘れるべからず

  • 老後の初心忘れるべからず

という言葉を忘れないように、過ごしていきましょう。

私達はいつでも大成することはなく、常に成長している過程であることを忘れないことが大切です。

ぜひ「“初心忘れるべからず”の本当の意味」を頭に入れながら、あなたのビジネスを成長させてください。

それではまた次の記事でお会いしましょう。

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