あなたは1年後、どのような生活を送っていますか?
あなたは1年後、どのような生活を送りたいですか?
もしくは、1年後の自分を想像をしたことがありますか?
今回は前回投稿しました、「個の時代を生きる」の続編のようなお話になっています。
▶︎前回の投稿
今回のテーマは「未来の自分を生きる」です。
「未来の自分を生きる」 とは
「未来の自分を生きる」というのは、ざっくり説明すると「未来の自分を想像して、その未来の自分になったかのように生きる」ということです。
具体例をあげると…私は今アカデミーを主宰しているのですが、そのアカデミーを受講して下さっている生徒は「1年後に確実に『先生』や『講師業』として働いている」という目標を掲げています。そして私はその目標を達成できるようサポートするお仕事をしています。
その生徒さんには「自分が1年後に『先生』として働いているイメージを常に持って欲しい。そして、その将来の自分を今の自分が再現していって欲しい」と伝えています。これこそが、「未来の自分を想像して、その未来の自分になったかのように生きる」ということです。
将来自分が『先生/講師』としてコンサルティングをするとき・アドバイスをするとき、
- どういう風にやりたいか
- どんな人になっていたいか
- どんな風格を漂わせているのか
…という、自分の1年後を具体的に想像してみるのです。
今回は講師業を例として話していきますが、あなたがしている仕事で具体的な1年後を一度考えてみて欲しいです。
自分の1年後を想像してみる
改めて、今回は『先生/講師業』を例えとしてお話を進めていきます。それぞれ自分のお仕事に置き換えて想像してみてください。
1年後自分が先生をしている時、
- どんな生徒を抱えているか
- どんな服装をしているのか
- どういう言葉を使っているのか
- どういう人たちが身の回りにいるのか
- どういう生活環境なのか
なるべく細かく詳細に、自分の1年後の姿・状況をイメージしてみてください。
そしてこれを想像する時は「現実的か」という部分は考えなくて大丈夫です。「自分の理想」、「なりたい希望」みたいなものでOKです。
その将来叶えたい自分というものをイメージできたら、その状態で生きて欲しいんです。
…ちょっと言葉の意味が難しいですね。もう少し具体的に話すと、そのイメージした自分をそのまま今の自分が再現する、感じです。
…具体例をあげます。例えば、「立ち居振る舞い」や「服装」などはすぐに今の自分が再現できますよね。
将来の理想の自分の「立ち居振る舞い」を再現するために、言葉に気をつける、行動を意識してみる。
将来の理想の自分の「服装」を再現するために、思い切って服を捨ててみる。
さらにいえば、その時の「精神状態」や「気持ち」なんかも意識次第では変えることができます。仕事で嫌なことがあった時に「1年後の理想の自分はこれに対してどう感じるのだろう?」という想像をして、それを再現するのです。
1年後の自分を、今の自分が再現していく
なんとなくイメージが付いてきましたでしょうか?
まずは、1年後の理想の自分を想像する。そうしたら、その「1年後の自分」を「今の自分」が再現する。
そして、その時により強く考えてみて欲しいものが、その未来の自分を生きる時に果たして「今付き合ってる人たち」や「周りにいる人たち」が、将来も自分の近くにいるのであろうか?という疑問です。
…
私の話を少しだけします。
私が数年前にコンサルティングなどをやり始めた時、周りに仲良くしていた経営者などが何人かいました。
ただ、私が「数年後こういう風になるんだ」という自分の将来の理想を掲げた時に、「今自分の周りにいるこの人たちもそのうちいなくなってるよなぁ」なんて思ったんです。
…
その未来の自分ってものを明確に考えた時に、今の自分と変わっていたいと思うなら、間違いなく周りの人間関係も変わっています。
とはいえ、だから「その人たちと縁を切る」という極端な話では決してないんですけど、「ビジネスライク」のような関係になるんだなと。
もっと極端でドライな言い方をしてしまえば、「未来の自分にこの人達は必要ない」と感じてしまったんです。
そう感じて以降は、縁を切るというそこまで大きな決断はしてませんが、今まで以上に不必要に会うということはしなくなりました。
もちろんこの「1年後の自分」を「今の自分」が再現していく、というのは人間関係だけではありません。
例えばその立ち居振る舞いなどの普段の行動でもそうです。
…また『先生/講師業』を例にお話します。
その「先生」として、「講師」として、「生徒を抱えてる自分」として、
自分は「人に教える立場」としてどのような風格を持って周りの人にどのように接しているのか。
そういうものを意識していくと不思議と徐々にその理想の自分が作られていくものなんです。それを繰り返していくうちに、ふとした時に自分の理想に近づいているなんてことは良くあります。
そのためにも、未来の自分というものをすごく明確にイメージするべきなんです。
明確にイメージすると、自分の将来の理想と比べて、
- 今何が足りないのか
- そのイメージを再現するために何をしなくちゃいけないのか
というものが見えてきます。それらをしっかり捉えていくことで、自分の進むべき道も見えてきます。
起業家としては、「ただ理想を追う」だけでは良くない
1つだけ注意があります。
1年後の自分を想像したとき、起業家や個人事業主として生きている自分を想像した方は、稼げているのかという部分はしっかり見定めなければなりません。
未来の自分を生きるというときに、私たちのような起業家は、1円でも稼げていなければ起業家としての価値がなくなってしまいます。
その「1円でも稼ぐ」っていう将来のために、今やってることが果たして本当に有効なのか?という部分も合わせて考えてください。
でなければ、理想を叶えたのに誰からも必要とされてない、そんな現実が訪れてしまうかもしれません。
「手段」と「目的」の違いを意識する
最後に少しだけ補足的なお話をします。
1年後の自分に向けて、何を目的として、その目的のためにどんな行動が必要なのか、をきちんと把握しましょう。
この「手段」だけをずっとやってしまうと、「目的」が達成されずにただただ日が過ぎてしまいます。
例えば多くの起業家がやっており、私もおすすめしている「早朝瞑想」というものがあります。
ただ、冷静に考えて瞑想するだけでは人生変わらないですよね。
極端な話をすると、それって神棚の前でパンパンと手を合わせて「月収数百万稼げますように」とただ毎日言っているのと全く変わらないのです。
「瞑想をすること」が大事なのではなく、「瞑想をすることで自分の体をクリエイティブな状態にして、自分の状態や思考が変わり、そこから行動ができること」が大事なのです。
瞑想は手段であり、目的ではありません。なので、「瞑想をする=稼げる」というわけではないのです。
なぜ瞑想するのかっていう理由をしっかりと把握していなければ、「ただ歯磨きをする」「朝お湯を飲む」のようなただの日常の作業と同じレベルになっちゃうんです。
せっかく自分の心身をリフレッシュできるタイミングである瞑想が、「なんか祈るだけ」みたいなことと同じような扱いになってしまうので、
・なぜ瞑想するのか
・その瞑想をすることで未来の自分を再現できているのか
という部分を自分の中に落とし込んでいく必要があります。「散歩する」「ついでに瞑想する」のようなただ日々のルーティンになってはいけません。
これは瞑想のみならず、日々の活動全てにおいてです。なかなか全部を意識することは難しいかもしれないので、自分のペースで少しずつ意識していくようにしていきましょう。
まとめ
改めて、本日は「未来の自分を生きる」というテーマで記事を書かせていただきました。
その未来の自分を生きていくときに、今自分がやっていることはなぜをやってるのか、本当にその未来の自分に繋がっているのか、そして1円でもその価値提供できる企業活動としての歩みを得ているのか、ここを認識するだけで今の自分の行動、そして将来の自分自身が大きく変わっていきます。
ここまでお読みくださりありがとうございました!あなたの1日が素敵な日になりますように。いってらっしゃい!
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