「明日から本気で頑張る」
「この仕事は本気でやった」
「今から本気を出す」
このように【本気】という言葉は何気なく使われています。
ですが、本気の度合いは人によって様々。
あなたの本気は、他の人の手抜きかもしれません。
そんな「本気」という曖昧な定義に私はなんとなく違和感を覚えていました。
そして今10年会社を経営し、様々な方へ事業コンサルをしていく中で
「本気」は「〇〇」と言い換えると腑に落ちる
ということに気づけたのです。
そこで今回は「本気という言葉を◯◯の2文字に変えれば、人生が好転する」というテーマでお話をしていきます。
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本気という言葉の違和感
あなたは本気という言葉をつかったことはありますか?
「本気で取り組んでいるのか?」と上司に問われたり、自分自身に問いたりすることもあると思います。
私も自分に対して「本気でやっているのか?」と問うこともありました。
またはサラリーマン時代に他の先輩に「庄司さんそれ本気でやっていますか?」 と言われたこともあります。
ただ今回は本気という言葉を【◯◯】という2文字に置き換えると好転していく。ということを、私の実体験を元にお伝えしていきます。
余談ですが2022年は、私が独立をして10年目になる年です。
その中で10年分の知識や経験が貯まっており、【本気】という言葉自体が自分の中で違和感を感じるようになりました。
この違和感というのは何なのかというと、本気という言葉が曖昧なため人によって行動や成果の度合いが変わってくるということです。
本気という言葉自体には悪い意味はありません。
もちろん
「本気なんですか?」
という人は、相手に良くなってほしいという理由で期待を込めて言っている。というのも分かります。
もちろん本気という言葉に悪い意味はないですが、どのように行動すれば本気なのか。
という部分が不明瞭なため、本気でやると言った場合でも
「お腹はすくし眠くなるし、遊びたくもなる」
と言い訳が出てくる場合があります。
そのため、
- 本気という度合いの深さ
- どこまでいったら本気なのか
- どういう風に思ったら本気なのか
という領域がすごく曖昧。
そのため、私は本気という言葉に対して本気で違和感を感じているのです。
本気という言葉を「誠実」に変える
前置きが長くなりましたが、今回の「本気という言葉を◯◯の2文字に変えれば、人生が好転する」というテーマ。
この◯◯は何かと言うとこれを【誠実】という2文字に変えていただきたいです。
誠実というのは、「誠に実」と書きます。
自分で考えたり行動したり、または取り組む姿勢においても言えることですが
「今やっていることは誠実であるか?」
という問いかけに対して自分自身に嘘はつけません。
先ほどもお伝えしたように
「本気でやっているか?」
という問いかけをすると、曖昧な考えになってしまいます。
そのため、自分に対して誠実なのかどうかというのを問いかけて欲しいのです。
ビジネスでいうと私は法人のクライアントさんもいるし、アカデミーでサービスも作っています。
アカデミーでは生徒さんや法人のクライアントさんに対して
誠実に向き合っているか
と、自分に問いかける。
そうすると「100%誠実に向き合っているのか?」
と自分自身に問いかけたとき、
「あれ?ちょっと待てよ…。」
と振り返り、誠実に向き合っているかを考えられます。
これを本気でやってるのか問うと
「一応、全力で尽くしてるけどな…。」
というように、自分自身にも少しクエスチョンがついてしまうのです。
ですが、誠実という言葉に変えた瞬間に
- もう少しやるべき事があったのではないか
- 本当に誠実に向き合っているのか
- あの時のあの対応は誠実だったか
というように、振り返ることができます。
そして、自分自身で誠実なのかそうでなかったかが分かるのです。
誠実について
人間関係の誠実さ
本気という言葉を誠実に変える。
これはビジネスだけではなくプライベートにおいても同じことが言えます。
例えばあるカップルがいたとして「お互いが誠実に向き合っているか?」は深く考えなくても分かることでしょう。
例えば
浮気をしている。相手に大きな隠し事をしている。
それが誠実なのかそうでないかは、自分自身で分かります。
カップルに限らず全ての人間関係も同じ。
親や、子ども、兄弟、といった自分の身の回りの人。
自分の近くにいる人や遠くにいる人も含めて、近いから誠実にする。
遠いから誠実に対応しなくていい。
といったことはなく、距離や年齢も関係ありません。
やっぱりこれも人と人とで誠実に関わっているかどうか
ということです。
ミスをした時の誠実さ
ここまで【誠実】という言葉で話をしましたが、自分自身の日々の活動を振り返るときに
「今の行動、考え方、発言は誠実だったか?」
という問いかけをすることはすごく効果的です。
実際に「私は誠実に対応しているのか?」をこのように考えています。
例えば、ミスをしたとき。
ミスを隠すのではなく、ミスに対して誠実に対応する。
謝罪ができ、ミスに対してどういうリカバリーをするのか。
相手に対して謝罪の気持ちを伝えて、代替案を提案し相手に誠実に対応します。
売上を上げる、ということも大事ですがどうしてもミスは出てきてしまう。
そのミスに対して誠実に向き合うかどうか。
仮に取引がなくなったとしても、誠実な対応をしているかどうかで後々変わってきます。
「ミスしてグダグダになり、嫌な思いだった。」
と言われるよりも、最後の最後まで誠実に対応してミスをしたけれども非常に反省していたようだ。
とか、それに対する代替案をいただいた。
というように結果として変わってきます。
そして、これを自分の中で一つの基準として「誠実」というキーワードが理解できたときに世の中の見え方が変わります。
それは誠実だったか?
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「誠実」というキーワードが理解できたとき、世の中の見え方が変わると言いましたが、私は
他の人からどう見られるかより、自分が納得しているか。
というものさしに変わってきました。
これは自分自身が自己満足すれば良いと言った話ではありません。
他の人の評価というよりも、自分がやり切っているかどうかというところに視点を置く必要があります。
例えば他の人から良く言われたとしても、自分自身が満足いってなかったら
「こんなもんでいいのか」
と思ってしまうかもしれません。
私は無形サービスのコンサルティングを行なっていますが、100人中100人に良いと思われるとは思っていません。
もちろん、100人コンサルティングをしたら100人に成果を出してほしいですが実際問題そうはいかない。
Aさんは良かったと言ってくれたが、Bさんはあまり良くなかったと言う。
でもBさんのように良くなかったと思われたとき、
- 庄司が全力を尽くして誠実に向き合って対応した結果、良くなかったと思われた
- 誠実に向き合わなかった、手を抜いたから良くなかった
これは大きな差が生まれるわけです。
私としては結果的に誠実に向き合って全力を尽くしたけれどもBさんには届かなかった。
でも自分自身はやりきった。
これを後からズルズルと引きずるのではなくて、Bさんには合わなかったのかもしれない。
そこを自分で振りかえるのですが、そのようにベクトルの向きが自分の内側から出てくる。
または自己評価というのもすごく大事になってきます。
自己評価の逆は他己評価と言ったりしますが、自分以外の人からの評価ももちろん大事。
しかし、自分がやりきったという自己評価の方が私ははるかに大事だと言えます。
ということで、今回は
「本気という言葉を誠実の2文字に変えれば、人生は好転する」
ということをお話しました。
本気という言葉を使っちゃだめということではありませんが、
皆さんがどういう行動をしたときに「誠実だ」と感じられるかどうか。
というのを、ぜひ振り返っていただきたいなと思います。
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