このブログを読んでくださっているということは、あなたは講師ビジネス®をしているのではないでしょうか。
講師ビジネス®とは、生徒さんに知識・経験・テクニック・ノウハウをお伝えして、効果効能をもたらすための仕事です。
すでに自分でプログラムを作成し、生徒さんにサービスを提供している人もいるでしょう。
しかし
と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
もしかしたら、あなたが生徒さんを思っているからこそ取り入れていることが逆効果となっているかもしれません。
今回はそんなお悩みを解決するヒントとして「長く_安く_手厚くが招く悲劇。」を解説します。
AとBのプログラムはどちらが生徒さんの望む結果を出しやすいと思いますか?
プログラムには
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期間
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金額
-
内容
など、色々な構成要素があります。
ここで1つ考えてみてください。
これからお伝えするAとBのサービスはどちらが生徒さんが望む結果を出しやすいと思いますか?
「Aのサービスの方が成果は出やすい!」と思いましたか?
実はこの2つを比べると、Bの方が生徒さんが望む結果を出すことが多いのです。
「長く_安く_手厚く」は良いものだと考えがち
これはもちろん「Aというサービスがダメ」「Bというサービスがダメ」ということではありません。
AとBのサービスの優劣を判断する話ではなく、結果的に「どちらの方が生徒さんが結果を出しやすいか」にフォーカスして考えていきます。
やはり私達サービスを提供する側としては
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「期間は長く」
-
「金額は安く」
-
「サービス内容は手厚く」
した方が良いのではないかと考えがちです。
これは感情として
と考えてしまっているところがあります。
しかし、冷静に考えてみると、人は短期間で一気に集中して終わらせる方が圧倒的に良い結果を生みやすいのです。
私が主催しているVBAの例
私が主催しているVBA(ビジネスブランディングアカデミー)でも、短期間で一気に集中して結果を生み出せるように工夫を行っています。
VBAとは、もう少し具体的に説明すると、自分の代名詞となる高単価サービスを作ってより高い売上を実現するための講座です。
期間は1年間365日と比較的長期のものになります。
しかし、長期の中でも
とベースを作っています。
残りの数ヶ月で
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広告を出す
-
ランディングページを作る
といったランニングを行っていくのです。
徐々に取り組む内容を副産物的なものにシフトしていきます。
やはり、最初の3〜6ヶ月にだらけてしまうと、残りの期間もエンジンがかからない傾向があります。
これは生徒さんがダメなのではなく、いかに短期間で走り切れる環境を作れるかという、サービスを提供する側の加点の努力でもあるでしょう。
短期集中講座と1年間の講座における効果効能の差
そして、私は今、テストマーケティングを行っています。
もちろん参加する人の気持ちの変化などもあるので一概には言えませんが、短期集中講座で、1年間で入っているVBAの生徒さんと同じことをやった時にどんな効果効能があるのか検証しています。
この時のポイントとしては
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「半年で何とかしなくてはいけない」
-
「ゴールが明確に決まっている」
期限が決められているという状態であることです。
もちろん、VBAも短期集中講座もゴールは一緒です。
教える内容やサービスはアカデミーの方が格段に上になります。
その一方で、短期集中の方はまとまった人数で個別相談は少なくなっています。
この状況の時に、どれぐらい差が出るか私の中で今テストが行われているのです。
サービスの期間が長くなると長距離走と同じ現象が起こる
余談が長くなりましたが、話を戻していきます。
講師ビジネスをしていると
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「なるべく期間は長く」
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「回数は多く」
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「金額は安く」
-
「サービスは手厚く」
と考えてしまう人が多いでしょう。
これ自体は悪いことではありません。
もちろんサービスの考え方のベースに
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手厚いサービス
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手が届きやすい料金
-
長いサポート期間
の方が良いのではないかというものがあります。
しかし「生徒さんのために」と考えて作ったサービスの詳細が、必ずしもその生徒さんの結果とイコールにはならないということを覚えておく必要があるのです。
することにも繋がります。
これは長距離走と同じです。
最初は「よーいどん」と勢いよく走り出したもののあまりにも距離が長すぎて、最後はだれてしまったり、体力がなくなってしまたりするケースもあるでしょう。
お金の話でいえば、金額が安ければ良いという考え方もありますが、しっかりと自分に見合った対価をプライスとして提示してあげることが大切です。
しっかりと対価を払っていただいた上で
と自分にコミットすることができます。
3万円のサービスの例
ここで、1つ実例をご紹介します。
私がコンサルティングしている生徒さんに
という方がいました。
ところが、結果的に
と相談を受けたのです。
この話から、このサービスを購入した人は
と思ったのではないかと推測できます。
これはこのサービスの金額が3万円であることが高いか安いかという話ではありません。
購入した人にとって「投資した金額を回収したい」と思うかどうかです。
このサービスの金額が30万円であれば、
高額な支払いをしたのだから
-
「なんとか回収しなければいけない」
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「何か一つでも学ばたい」
とスイッチが入ったかも知れません。
サービスを安く手に入れることよりも大切なことがある
3万円でサービスを売ったサービサーとしては
と考えているかもしれません。
しかし、実際には3万円でサービスを買ったお客様にとってはさほどスイッチも入らず、やってもやらなくても良いかとなってしまうことがあるのです。
このようなことが起こる可能性を考えると、適正な価格を提示して
と伝える必要があります。
そして、サポートも手厚くすればするほど良いわけではありません。
サポートの内容に関しては下限を決めましょう。
「このくらいは最低限行います」とお伝えし、それを上回るものに関しては「相談して決めましょう」と進めれば良いのです。
最初からあれもこれもとサポートの内容を付けてしまうと、生徒さんは「やってくれるだろう」と前提条件を持ってしまいます。
そうすると「やってくれて当たり前」と思ってしまうのです。
そして
-
本来は使わなくても良いサービスを保険のように考えてしまう
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「やらない」という選択さえ出てくる
という結果になってしまうのです。
まとめ
今回は講師ビジネスをする人に活用してもらいたい考え方として「長く_安く_手厚くが招く悲劇。」を解説しました。
サービスを提供する側としては「長く_安く_手厚く」は良いことだと思ってしまいがちですが、必ずしも生徒さんが望んでいる結果に結びつくサービスになるわけではありません。
「生徒さんが望む結果を手に入れやすいか」にフォーカスして考えましょう。
これからサービスを作っていく段階の人は、ぜひこの考え方を取り入れてサービスを構想してみてください。
そして、すでにサービスを持っている人は、改めて生徒さんの効果効能を考えた時に「自分のサービスは本当に良い状態になっているのか」振り返ってみてください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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