100年企業から学べる、”リスクへの対応”と”ブランドの存続”

日本は世界的に見ても自然災害の多い国ですが、実は100年以上続く企業が世界一多い国です。

どうして自然災害大国でありながらこんなにも長く続く企業があるのでしょうか?

それは、それらの企業がその時・その場の環境に合わせて自身の存在意義に合わせて行動してきたからです。

現在新型ウイルスが流行し不景気な状況ですが、こんなときだからこそ100年企業からリスクへの対応とブランドの存続について学んでみませんか?

今回は「100年企業から学べる、リスクへの対応とブランドの存続」という話をしていきます。

自然災害に対してどう生き残るか?考える

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新型ウイルスが流行してから大きく景気が不況に変わっていきました。

連日ニュースでも新型ウイルスに関することや、ネガティブなニュースが報道されることが増えてきていて、あまり嬉しくないと感じている人も多いのではないでしょうか?

悪いニュースが報道されている反面、悪いニュースだけではなく良いニュースも同じぐらいあるはずです。しかしメディアは悪いニュースを取り上げることが多いので、悪いニュースを耳にすることが多くなっているのかもしれませんね。

いずれにしても景気の回復はもう少し先の話でまだまだ予断が許さない状況です。

様々な企業がリスクに晒されており、倒産してしまった企業や職を失くした会社員は世界中にたくさんいます。

このような自然的な災害により大きく景気は左右されてしまいますが、日本の企業はどうでしょうか?

100年以上続く企業世界一多い国、日本

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日本は他国と比較しても地震・豪雨・津波など自然災害が多い国です。

世界でも稀に見る災害大国と言っても過言ではないです。

そんな災害大国ですが、なんと100年以上続く企業がなぜ世界一多いのです。

一見矛盾しているようにも見えますが、一体なぜなのでしょうか?

もちろんそこには理由があります。

それは、「自然と寄り添う」という昔からの知恵です。

自然災害が多いという大きな力に私たちは歯向かうことはできません。

そこで私たちのご先祖様は自然災害に対して歯向かうのではなく、自然に寄り添い行動してきました。

そしてその時々に自信が必要とされている状況を見極めて行動していったのです。

このように歩み寄る・柔軟に対応するという意識を持っていたからこそ、企業も自然災害に対してどのように生き残るか?と考え上手く適応して存続してきました。

吉村酒造の「存在意義の確認と伝統と革新」の例

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京都にある企業「吉村酒造」という会社の例を話します。

吉村酒造は創業1851年、170年以上経営を続けている酒屋です。

江戸時代から続いている企業で戦争や災害を何度も経験してきました。

吉村酒造は吉村さんという方が代々引き継いでいる企業です。

今代表をしている吉村さんは存続の秘訣に関して「存在意義の確認と伝統と革新」にあると話をされています。

吉村さんが入社した当時、吉村酒造の年商は約10億円だったそうです。

吉村さんが就任後は、年商は徐々に減少していき4億円程度に落ち込んでしまいました。

このとき経済状況の不況と日本酒の販売者が増えたことによる価格破壊によって
日本酒の販売競争が激化していたのです。

会社の業績は右肩下がりでしたが、それを立て直すために吉村さんは自社の分析を行いました。

このときに行った分析は多岐に渡ったものではなく、会社の存在意義を説いたそうです。

  • この会社は一体何のためにあるんだ?
  • この会社は一体誰のためにあるんだ?

という価値観です。

自分の会社の価値観とは何なんだ?という、いわゆる理念にも通じるところをしっかりと分析しました。

自分の強みに向き合ったということです。

そこで様々なお酒に対する市場の分析をする中で、自社の強みを再度見出すことができ業績を回復することができました。

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吉村酒造の例からもわかるように、100年以上続く企業は常に業績が良くただ「経営を継続できています」ということではありません。

紆余曲折アップダウンがある中で

  • 収益が下がってきたときに自分にはどんな役目があるのだろうか?
  • 私は一体何者なのだろうか?

という存在意義

そして収益の減少に対して

  • 何を続けていくべきなのか?
  • 何をやらないべきなのか?

ということを考えていくことで、存続ができるということです。

V字回復した富士フィルムの例

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続いて大企業である富士フィルムの例を話します。

カメラのフィルムを作っていた富士フィルムですが、現在では化粧品やサプリメントをつくっています。

カメラのフィルムを作っていた技術を化粧品の製造に変換させることが、成功のきっかけとなりV 字回復を果たしました。

これはマーケターの中でもマーケティングの成功例としてよく出てくる話です。

この成功例は自社のリソースをしっかりと掴んでいたからこそ世の中のニーズに合わせることができた例です。

これは闇雲に「サプリメントが流行ってるからサプリメントの製造をしよう」というような話ではありません。

「サプリメントが製造できる環境」があり、「サプリメントが売れる環境」があり、「サプリメントを求められている環境」があり、しっかりとした下地があったからこそそれらを作りV字回復を果たすことができたのです。

自分は一体何者なのか?を考える

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今回は企業の成功事例を用いて

  • 自分は何者なのか?
  • そして今から何者になろうとしているのか?

といった自分の強みの分析の大切さをお伝えしました。

自分は一体何者なんだ?といったWhy?とか What?からスタートして考えることが非常に重要です。

それらを自分に問いかけるからこそ自分は一体何者なんだ?と自ら答えを探しに行く一歩が出るわけです。

なので、この問いかけにはミッション・ビジョンというものが必要になります。

このミッション・ビジョンを明確化するためにも、自身にWhy?とWhat?を投げかけて自分の強みを分析していきましょう。

まとめ

今回の話は100年続く企業ですらも、その時その時に自身の存在意義などを分析し、小さな PDCA を繰り返して持ち直しているという話でした。

ですから私たちも100年続くという壮大なテーマを抱えないにしても「自分は一体何者なのか?」という存在意義を考えることが必要です。

そして自分の根底の中にある

  • どういったものを大切にしているか?
  • どういった価値観を持っているか?
  • どういった世界観を持っているか?

という問いかけを毎日忘れないようにしてみてください。

自分の中でしっかりと対峙していくということが非常に大事です。

今回は自分との対話・対峙をしていくことの重要性にも触れながらリスク対応とブランドの存続について話をしました。

ここまでお読みくださりありがとうございました!あなたの1日が素敵な日になりますように。いってらっしゃい!

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