大事なのは、『プロセス』ではなく『結果』

あなたは情報発信をするときやサービスを作ろうとするときに、プロセスと結果を明確に分けられていますか?

「本当に伝えたかったことはそうじゃないのに、自分の思いが届いていない気がする」

そんな風に感じることが多い人は、プロセスを重視し過ぎて結果をしっかり見極められていないかもしれません。

プロセスと結果を分けられるようになると伝えるべきことを伝えられるようになり、人を惹きつける魅力的な表現ができるようになります。

今回は『プロセス』と『結果』を明確に分けるという話をしていきます。

私がやろうとしたサブスクモデルの例

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例えばサブスクモデルで何かビジネスを作ろうと考えたとき、「プロセスと結果を明確に分ける」とはどういうことか?見ていきましょう。

私は自身が運営しているオンラインのグループ内で、「作業日報」と「時間管理」を行えるサブスクモデルを展開しようと考えました。

このサブスクモデルを展開する上で考えるべき大事なことが1つあります。

それは、作業日報を書くことや時間管理をするということは「プロセス」であるということです。

作業日報を書くことや時間管理というのは

  • 目標とする目的地へ到達するため
  • 結果を得るため

のツールに過ぎません。

作業日報や時間管理は目標を達成するための方法であり、大事なのは「作業日報や時間管理」をすることで得られる結果なのです。

プロセスだけだと魅力的に聞こえない

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つまりサブスクモデルを「作業日報と時間管理のサービスです」という打ち出しにしてしまうと、参加したいという人はかなり限られてしまいます。

さらに、参加したとしても目的や結果というのが不明瞭なので最終的にはみんな離れていってしまうでしょう。

なぜ離れるのかというと、参加している人たちが何のためにやっているのか?というのが分からなくなってしまうからです。

いわゆる「ゴールのないマラソンを続ける」という状態になってしまいます。

プロセスや経緯を考える上でしっかりと目的を掲げることが重要です。

このプロセスと経緯を混ぜてサービスを考えてしまうと、なかなか良いサービスが完成しません。

今回はサブスクモデルを例にしましたがどの商品でも同じです。

あなたが提供するサービスで考えてみてください。

結果が生まれるまでのプロセスは何ですか?

プロセスありきの結果なので、プロセスを伝えることはもちろん重要です。

しかしプロセスだけを「これです」という風に説明したとしても、それはあくまでプロセスなので魅力的に響かないのです。

伝えるべき重要なことはそのプロセスを経て得られる結果です。

結果ではなくプロセスを伝えてしまっていた例

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先日、私がコンサルティングをしている生徒さんが「粘土について」というテーマでFacebookライブをしていました。

私はそのテーマを聞いて、てっきり粘土について「こういう風にして遊びます」という話をするのかと思ったのですが、そうではありませんでした

ではどんな話をしていたのかというと、子どもたちに粘土を見せて「みんなで一緒に作ってみようか」と話しかけると子どもたちが1つの目的に向けて動き出すというお話でした。

この生徒さんには4人のお子さんがいるのですが、4人の子ども全員を同じ方向を向かせて1つの行動にまとめるのが大変だと日頃言っておりました。

4人に同じ動きをさせるときには、子どもたちにテレビを見せながらノートとペンを渡して「○○を書いてみてね」と伝えているそうです。

そこで粘土も同じように「みんなで一緒に作ってみようか」と伝えると
みんなで同じことができるということでした。

みなさんは「粘土の話」と聞いて、今回の内容を想像できましたか?

そこで私がお伝えしたアドバイスは、「今日は粘土がテーマです」と伝えるのではなく、「たった1回の頼みごとで子ども4人を一気に集中させる方法とは?」と伝えるということです。

このように伝えられると、子どもを持つ親御さんが「それはどうやってやるの?」と興味を持つきっかけになります。

改めて、「粘土」というプロセスだけを伝えられても受けてとしてはイメージも湧かず、魅力も感じられません。

「たった1回の頼みごとで子ども4人を一気に集中させる方法とは?」という、得られる結果を伝えることで興味を持ってもらうことができるのです。

プロセスと結果を分けると伝える力も身に付く

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上記の話をさらに詳しく説明すると、Facebook ライブのテーマが「粘土」となるとそれはプロセスを伝えているだけです。

それは一体どういう結果・行動があるのか?というところを見ると、「たった一回の頼みごとで子ども4人を集中させる」という結果があります。

「粘土」は1回で子どもたちを集中させるという結果に対してのプロセスの1つであり、プロセスは他にもいくつもあるはずです。

いくつもプロセスがある中で、そのうちの1つのプロセスである「粘土」を生徒さんは話したかったわけですね。

そのプロセスと結果を見極めることで、人への伝え方が上達します。

そして、伝え方が上達するとトーク力やライティング力も上がります。

つまりどういう風に表現したら人に興味を持ってもらえるか?というところへ注力することができるようになるのです。

人に興味を持ってもらえるような”言葉”を選べるようになっていきます。

今回の例でいえば「単純に今日は粘土のことを話そう」という風に考えるのではなく、プロセスと結果を分けて考えたときに

  • 最初にどのように伝えたら興味を持ってもらえるのかな?
  • それをどういう風に着地させたら人に伝わるのかな?

という風に考えるとより魅力的に情報を伝えることができるでしょう。

サブスクモデルで結果をコミットさせる例

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話を戻してサブスクモデルの話をしていきます。

サブスクモデルに関しては、本当に極論的な言い方をすると結果にコミットさせないといけないのです。

私がベースに考えていた時間管理と日報報告を例に考えると、

  • 30日でまずは時間管理をマスターして自分の1日の動きに無駄をなくす
  • 60〜90日で自分の目標や目的として掲げたものを実現する

という結果を実現させます。

そのために、まずは「2ヶ月後に何を達成させたいですか?」ということを明言してもらいます。

そして、それに対してのプロセス・経路というものが時間管理と日報ということになります。

なので、この時間管理と日報という2つだけをサービスにするとダメなんですね。

時間管理と日報という2つのプロセスを通して、得られる結果をサービスとして打ち出さなければいけません。

まとめ

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いわゆる結果がサービスでありプロセスはサービスではありません。

ここをきちんと分けないと私が考えているサブスクモデル自体もそうですし、Facebookライブでもどのサービスでも同じようにダメなのです。

「プロセスと結果を分けて考える」という思考が重要になりますので、しっかりと頭に入れてみてくださいね。

また、世の中では休業や自粛が延長されており、私の息子や娘の学校も同じような扱いになってます。

いよいよという感じで変化や成長が起きてくるはずです。

このタイミングで何をするかがすごく重要です。

本当に人を二分されるような動きになるのではないでしょうか。

ここで停滞するのか?ここからさらに「下準備をして次に進んで行くぞ」という角度をつけた行動ができるかどうか?大きな分かれ道になっているはずです。

ぜひしっかりとこのタイミングをチャンスと捉えて行動してみてください。

ここまでお読みくださりありがとうございました!あなたの1日が素敵な日になりますように。いってらっしゃい!

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