改めて価値提供を考える

あなたは、今まで手にした商品や情報の「価値」について考えたことはありますか?

または自分が提供する商品の「価値」について考えたことはありますか?

本日は「改めて価値提供を考える」というテーマでお話します。

価値提供=寄り添う力」という風にサブタイトルつけてみます。

2つの会社からみる価値提供のあり方

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価値提供について、女性下着で有名なワコールと、かつらで有名なアデランスを例に挙げてお話していきます。

▼ワコール(Wacoal)

ワコールは主に、女性用の下着を販売しているメーカー会社です。
下着メーカーであるワコールですが、もともとは「和光」というジュエリーショップでした。

しかし、アクセサリーの売上が伸び悩み始めたときに、下着の卸しをしてみないかと声をかけてもらい、そこから「下着」という部分に関してどんどん拡充していったのです。

ここで、お伝えしたいのがワコールの社長は女性ではなく「男性」という所です

▼アデランス
アデランスは、かつらや育毛などをメインとする会社です。

こちらも歴史が長い会社ですが、社長自身が頭皮で困っていたという過去はありません

この2つの会社の代表に共通する点が「自分自身はその商品を使う当事者ではない」ということです。

価値を自分が感じなくても、価値提供者になれる

この共通点からさらに、

  • 私たちが価値を提供したらどのような人を救えるか
  • 自分がどういう価値を相手に届けられるか

ということを考えてターゲットを設定して、

  • お客さんは何に困っているのか
  • どのような痛みをすぐに取り払いたいのか
  • どのような生活を実現したいのか

といったことを突き詰めていった結果、上場や海外展開するまでに大きな会社へと成長していったのです。

つまり、「下着で困っていた」「頭皮で悩んでいた」という経験がないからお客さんの気持ちが分からない、ということでなはいのです。

価値を提供する上で、自分自身が当事者になりきれない部分があってもいいということです。

相手に寄り添う力を持つ

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私はコンサルティング業をしていますが、どれだけお客さんのことを理解しようとしているか、という「寄り添う力」を常に考えています。

例えば、ママさん向けのサービスを提供したいというときには、

  • ターゲットの人達はこういうときに、○○という気持ちになるのではないか
  • もしかしたら、ターゲットの人達はこういう痛みがあるのではないか
  • 将来的にこういう風な生活を実現してみたいのではないか

というような気持ちが想像できます。

ターゲットの人達が、どういうことで悩んでるのかと理解するときに、その人に乗り移るレベル=「憑依する」くらいに相手のことを考えなければいけません。

これは皆さんもご存知だと思いますが、自分の出したいスキルやノウハウというのは、必ずしもそのターゲットの人達が望んでいるものではないのです。

そこで「相手が望んでいるものは何か」を知ろうとする「歩み寄る力」が重要になります。

自分は当事者じゃなくても、歩み寄ることはできる

相手に歩み寄る上で、必ずしも自分自身が当事者である必要がない、とお伝えしましたが、その当事者であれば説得力が出てくるのは当然です。

アデランスの社長であれば、

自分が頭皮で悩んでいて、こういうふうに困っていたから、○○という開発をして、かつらや育毛剤を作った。

というように、自身の体験があり、かつ成功した話があれば、説得力が出てきます。

またワコールの社長が、

実は女性で、体型にコンプレックスがあったが、○○という下着を開発してを身につけることでスリムになった。

というエピソードがあれば、説得力は増します。

ですが、それよりも消費者側が求めている「自分自身がそのサービスを購入することでどのように変化するのか」を追及することが重要になります。

つまり、提供する側として、
▶ターゲットの気持ちを汲み取る
▶そのサービスを使うことでどういう変化があるのか

を第一に考えることで「相手に寄り添う力」を発揮しやすくなるのです。

また、これらを考える際には、

  • どういう価値提供をするのか
  • どういった文章でターゲットに届けようとしているか
  • ターゲットが理解出来る単語を使っているか

というように細かく落とし込んで考えていきましょう。

情報を発信しよう

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「価値提供を考える」という点では「この人たちは何を考えているのか」「どういうことを成し遂げたいのか」ということをターゲットに憑依するレベルで考える。ということが重要であるとお伝えしました。

そこを今一度考えてみると、自分自身のサービスが更に素晴らしい角度から見ることが出来るのではないでしょうか。

ですが、頭で考えるだけでは見ることができない部分もあります。

そこで、セミナーやライブ、FacebookなどのSNSなどの手段を使って「情報発信」をしてみましょう。

そうすることで、自分自身のスキルや経験がアウトプットできて、世の中の反応を見ることができます。

また、世の中の反応を見ることができるだけではなく、
▶自分自身の自己肯定感が上がる
▶周りの反応をみることで何に興味があかを知ることができる
といった、意図しない発見や経験も得られるでしょう。

そして発信を続けていく中で「自分自身が届けられるサービスはコレだ」と、分かってくるはずです。

私が主宰しているコミュニティでは、初めのうちどうしてもお勉強スタイルで、頭で悶々と考える、ということが多くなってしまいます。

ですが、そこから一歩抜け出して考え、
▶情報発信をする
▶どういう反応があったか得る
▶振り返りをする
という経験を積み重ねていくと、価値提供や寄り添う力が身についていきます。

ここに関してはFacebookやYouTube、ライブ配信、講演会をする、などというように、一人一人のやり方は違うと思います。ですが、どの発信方法でも自己成長に繋げていってほしいと思っています。

まとめ

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今日は「改めて価値提供を考える」
~寄り添う力、歩み寄る力~
という部分についてお話をしました。

あなたも今日から積極的に情報発信してみて下さいね。私もこのblogで引き続き自身の発信をしていきます。

ここまでお読みくださりありがとうございました!あなたの1日が素敵な日になりますように。いってらっしゃい!

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