あなたは「マーケティング3.0」という言葉を聞いたことありますか？
起業している人やマーケティングを学んでいる人はご存知の方も多いのではないでしょうか。
マーケティング3.0は近代のマーケティングの第一人者ともいわれている、アメリカの経済学者フィリップ・コトラーが提唱したマーケティング理論です。
現代は「価値を中心とする時代」と言われており、情報発信をする上でマーケティング理論を活かすことはとても大切です。
今回はマーケティング3.0を踏まえた、「時代にあったメッセージを打ち出す思考法とは？」についてお伝えします。
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マーケティング3.0の基礎知識
今回のテーマは少し難しい話なので、少しずつ噛み砕いてお伝えしていきます。
マーケティング3.0は
マーケティング1.0から始まり
マーケティング2.0、マーケティング3.0と進んできました。
イメージがしにくいという人は、パソコンのバージョンアップをイメージすると分かりやすいかもしれません。
ここでこの「1.0」「2.0」「3.0」という部分は具体的にどういうことなのか気になっている人もいるでしょう。
まずは基礎知識としてマーケティング1.0～3.0までの歩みについて解説していきます。
簡単にいうと
- マーケティング1.0は製品を中心とする考え方
- マーケティング2.0は顧客を中心とする考え方
- マーケティング3.0は理念を中心とする考え方
現在はマーケティング3.0の段階であり理念中心主義です。
私が使っている「世界観」もこの理念の1つに含まれます。
マーケティング1.0は製品中心の考え方で「モノやサービスが良ければ良い」という時代でした。
そしてマーケティング2.0は消費者を中心とする考え方なのでお客様が全てです。
今では言われなくなりましたが、あなたも「お客様は神様」という考え方を聞いたことがあるのではないでしょうか。
この言葉は消費者を中心とする考え方から作られた言葉です。
そしてマーケティング3.0は価値を中心とする考え方です。
最近ではお客様志向ではなく、むしろ社内の社員にどのような価値を与えられるかという考え方になってきています。
つまり企業が持っている「世界観」や「理念」はどのようなものであるかということを重視しています。
さらに簡単にいうと「価値を共有すること」を大切にしているのです。
マーケティング3.0は3つの概念から成り立っている
それではマーケティング3.0について詳しく解説していきます。
マーケティング3.0は
- 協同マーケティング
- 文化マーケティング
- スピリチュアルマーケティング
という3つの概念から成り立っています。
少し詳しく説明します。
▼1つ目の協働マーケティングとは、
消費者と企業が共に物事を考えて商品やサービスを良くしていくという考え方です。
▼2つ目の文化マーケティングとは、
様々な国の文化の違いがある中でそれらをすり合わせて考えることによって商品サービスを良くしていくという考え方です。
▼3つ目のスピリチュアルマーケティングとは、
より人間らしい生き方。いわば高次元へ向かう生き方ともいえるでしょう。
さて「スピリチュアル」と聞くと占いをイメージする人もいるのではないでしょうか。
しかし、スピリチュアル＝占いということではありません。
ここでいうスピリチュアルとは人間の成長思考にアプローチしていくという考え方です。
このようにマーケティング3.0は、協働マーケティング・文化マーケティング・スピリチュアルマーケティングという3つの考え方から成り立っています。
マーケティング3.0が生まれた背景
さて、マーケティング3.0はどのような背景から生まれたのでしょうか。
マーケティング3.0が生まれた背景には社会情勢の変化があります。
具体的にお伝えすると
- ソーシャルメディアの発達
- 社会課題が顕著化した
- 市場が成熟しこれ以上の成長は見込めない
というものがあります。
技術や知識は飽和状態になる段階に達したため、「心・価値・理念を満たしたい」という方へどんどんシフトしていったのです。
マーケティング3.0の重要な3要素
もう少し詳しくマーケティング3.0について説明をすると
マーケティング3.0には重要な3要素があります。
それは
・ブランドアイデンティティ
・ブランドインテグリティ
・ブランドイメージ
が必要になるということです。
この3要素は少し分かりにくい言葉かもしれません。
身近な言葉に言い換えると
・ポジショニング
・差別化
・ブランド
のことです。
この言葉は私もよくお伝えしているのであなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。
ここで3要素についてさらに詳しく説明していきます。
ポジショニングとは、自分・顧客・ライバル・市場を掛け合わせてオリジナルのポジションを作ることです。
ポジショニングと差別化には密接な関係があり、ブランドインテグリティはポジショニングと差別化から構成されています。
これは誠実さです。
また私の言葉でいうと理念になります。
これをユーザー側に訴求していきます。
そしてブランドイメージというのは私の言葉でいうと「第0印象」のことです。
マーケティング3.0の重要な3つの要素は、私が普段お伝えしているポジショニング・ビジョン・世界観・第0印象をイメージすると分かりやすいかもしれません。
ビジョン・理念・世界観を発信しても相手に響かない
さて、今回お伝えしたいことは「時代に合ったメッセージを打ち出す思考法とは？」ということです。
この思考法にマーケティング3.0は重要な基礎知識になります。
今までコトラーの提唱するマーケティングについて説明してきましたが
実際にビジネスを行っていると上手くいかないところが出てきます。
マーケティング「1.0」「2.0」「3.0」というふうに考えたときに、心・価値・理念にアプローチをしていく必要があるということが分かりました。
しかし、サービスを初めて作って世の中にリリースをするときに、ビジョン・理念・世界観をいくら発信しても多くの人には響きません。
これはすごくジレンマの部分です。
もちろん
- 「自分はこういうふうに言いたい」
- 「世の中にこういうことを提唱したい」
という気持ちは大切なことです。
しかし、それだけでは上手くいかないことがあります。
ビジネスは顧客を満たすことが必要
なぜビジョン・理念・世界観を発信しても多くの人に響かないのでしょうか。
それは自分の理想だけを伝えていても上手くいかないということが関係しています。
あくまでも購入をするのは顧客です。
私が普段お伝えしている4つの要素、自分・顧客・ライバル・市場の4つのセグメントの中でお金を持って来てくれるのは顧客だけなのです。
そうするとどこまで時代が進んでもお金を持ってきてくれる、顧客を満たさなければ私たちのビジネスは成立しません。
つまり以前お伝えした「負」を解決すること、顧客の問題解決をして顧客を満たす必要があるということです。
あなたのビジョンを全面に出して情報発信したとしても、お客さんがそれを見たときに自分の負を解決してくれるかどうかというのはまた別の問題になります。
なので情報発信には価値提供が必要になります。
あなたの文章を読んだ人に「負をこういうふうに解決すれば良いのか」という気付きを与える投稿にならなくてはいけません。
これはマーケティングのフローでいうと販売導線における「興味を持たせる」という最初の気付きを与える段階になります。
まとめ
マーケティングについて、より詳しく知りたい方はぜひ私のことを友だち追加していただければ嬉しいです！とっておきの情報をあなたに届けます。
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最後にボーンとひっくり返してしまいましたがマーケティング3.0の知識は大切です。
「今はマーケティング3.0で構成されている時代」つまり価値中心の時代ということが前提にあります。
そして、その上で顧客の問題解決をすることが価値提供になっていきます。
このことを意識しながら情報発信をしてみてください。
今回の「時代にあったメッセージを打ち出す思考とは？」は以上になります。
今日も1日素敵な1日になりますように。いらっしゃい！
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