罠

ブランディングで差別化する方法と避けるべき罠

「多くの情報や商品が溢れるこの時代、どうやったらビジネスで成功するのか?」

「売上をあげるためにはどうしたら良いのか?」

「自社のサービスに目に止めてもらうためにはどうしたら良いのか?」

頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。

「セルフブランディング」を行うことで、ビジネスターゲットに対し自分の価値を高めてプロモーションすることができます。

セルフブランディングは、自分自身の価値を高め、安定した顧客の確保も可能です。

今回はセルフブランディングで他者と「差別化」する方法をご紹介します。

セルフブランディングで差別化するとは?

そもそも「ブランディング」とは、ブランドに対する共感や信頼を通して、ターゲットに対して価値を高めていく、企業や組織が行うマーケティング戦略の1つです。

ブランディングを自分自身に行うマーケティング方法が「セルフブランディング」です。

これは自分自身が「商品」としての価値を高め、ビジネスで優位にたつマーケティング戦略の一つです。

自分で自分をプロデュースするということでもあります。

つまり特定のターゲットのファンを作り上げ、増やしていく戦略です。

現代は、個人がSNSでの情報発信の中心となり、セルフブランディングを積極的に行う時代です。

有名人や芸能人だけではなく、あなたがSNSでつながっている身近なあの人も実はセルフブランディングをしているかもしれません。

セルフブランディングを行うことで、自分自身の価値を高め、ターゲットに対して唯一無二の独立した存在となることができます。

その結果、「この人は信頼できる」「この情報は役に立つ」と思ってもらえる存在となるのです。

セルフブランディングを行う上で大事なことは、自らを他者とは違うものと認識してもらえることであり、「差別化」されることです。

なにより差別化をするメリットは、同一市場に参入している競合他者から頭一つ抜け出ることにつながります。

自分の強み、売りを明確に発信することで、より目立つ存在になり、ビジネスターゲットに価値を感じてもらいやすくなるのです。

セルフブランディングで差別化する手順

では、セルフブランディングで差別化をするには、どのような手順を踏んだら良いのでしょうか。

手順は大きく分けて3つあります。

自己分析、ターゲットの選定、発信方法、この3つです。

自己分析

はじめに行うのが自己分析です。

自分はどんな人なのか。

自分の強みはなにか。

売りはなにか。

「競合よりもこれは自信がある」というものを徹底的に洗い出します。

ここで重要なポイントは「自分が一貫性を持って発信し続けられること」を自己分析の中で見つけることです。

自分の特徴(人柄や立場)はどのようなものか、何を発信できるのかを考えます。

これらの内容を、一貫性を持って継続的に外部へ発信することで、外から見た自分の信頼につながりブランド力の向上につながっていくのです。

 

ターゲットの選定

2つ目はターゲットの選定です。

自分の強み、売りを価値として感じてもらえるターゲットはどのような人かを考えてみます。

ターゲットの人物や好みを考え、より細かくターゲット選定をすることで、親近感をもってもらい、自分の価値を感じてもらいやすくなります。

過去の自分を思い返してみることも、有効な方法の一つです。

以前に悩んでいたことは何なのか、昔の自分が目標としていた人はどのような人だったのかを思い返してみると、今の自分は過去の自分が目指したターゲットになっている場合が多いのです。

ターゲット選定をするうえでのヒントになる場合が多いので、悩んだ場合は過去の自分を思い返してみるのも現状打破につながる有効な方法です。

発信方法の選定

3つ目は、どのように発信していくかです。

選んだターゲットが多く目に触れる媒体・発信方法を考えます。

例えばSNSを利用した発信方法ではツイッターやInstagramがまず思い浮かぶのではないでしょうか。

考え抜いた自分の「強み」を、ターゲットに伝えられないのでは意味がありません。

継続的に発信できる場所と情報は「ブランド」の信頼にもつながります。

この3つの手順を踏み、「誰に、何を、どのように」伝えるかを明確にさせることが、セルフブランディングで差別化をする上で重要なポイントとなります。

参考:セルフブランディングの手順を徹底解説!

避けるべき差別化の罠

セルフブランディングを行う上で注意するポイントが2つあります。

自分を良く見せすぎてはいけない

1つ目は「自分を良く見せすぎてはいけない」という点です。

セルフブランディングでは、ターゲットに対し、いかに価値・メリットをうまく伝える表現をするかが重要になってきます。

セルフブランディングの方法を間違え、自分を良く見せようとしすぎたあまり「イタイ」という見方をされることが多くあります。

ウェブで検索すると、【セルフブランディング イタイ】という検索結果が表示されるほどです。

セルフブランディング 痛い

自分を良く見せすぎていると、ターゲットに見抜かれてしまいます。

「この人自分を過大に良く見せてるな~」なんて気づかれてしまうと、ターゲットからの信頼も落ちてしまいます。

良い部分ばかりを見せられてしまうと、表面的に装っているように見えてしまい、表面的なパフォーマンスを見抜かれてしまうと、信頼を得ることができなくなってしまうのです。

また、表面的なパフォーマンスは、逆に自分の価値を下げることにつながります。

良く見せすぎるのではなく「自分の強み・売りはこれです。こんな人(ターゲット)にこんな価値・メリットを提供できる」という情報を明確化した発信の仕方を意識してみてください。

発信内容には一貫性を持たせる

2つ目は、発信内容には継続的に一貫性を持たせるということです。

最初に決めた自分の強みや売りをターゲットに明確に発信し続けてください。

例えば、セルフブランディングの代表例である芸能人では、良い夫として売っていた俳優が、不倫をしていたというニュースが出ると、セルフブランディングの情報が交錯し、一気にブランドが機能しなくなります。

途中で発信内容や発信者のキャラクターにブレが生じると、ターゲットが違和感を持ってしまうのです。

一旦違和感を抱くと、元の状態を取り戻すのには大変な苦労がかかります。

それまで築いた信頼もガタガタと崩れてしまうのです。

一貫性を持たせながら発信していくなかで、思った以上にターゲットに評判だった発信は、新しいセルフブランディングのコンテンツに加えていくと良いでしょう

まとめ

まずは自分が決めた強み、売りの発信内容に一貫性を持たせて継続的に発信し、ターゲットの信頼を得ることを意識してみてください。

セルフブランディングを行えるか否かが、今後のビジネスの拡大に大きな影響を及ぼしていくでしょう。

最後の最後に大きく覆しますが、私庄司の好きな言葉で「差別化はライバルを作り、独自化はファンを作る」という言葉もあります。

差別化と独自化は非常に近い意味合いにありますが、他社だけを意識した取り組みは時として、想定していない作用を生む場合もあるので、

独自化を念頭に置いた差別化を図ることが正解と言えるでしょう。

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