フリーランスで仕事をしている人やSNSを使って仕事をしているとセルフブランディングをしようと考える人は多いのではないでしょうか。
セルフブランディングというと難しく考えてしまう人もいるかもしれませんが、身近なところにあるものです。
周りに「××といえば○○さん」と認識されている人はいませんか。
その認識もセルフブランディングによって作り出されたものが多いのです。
私で言えば、仙台のコンサルタントと言えば、庄司さん!と言われ…たいというものですね。※切実
セルフブランディングを行い、自分をブランド化することによって自分の強みを打ち出し、ファンを作ることができます。
それでは早速セルフブランディングの手順を解説していきます。
ブランディングの手順と流れ
STEP1自分の軸を決める
セルフブランディングをするにはまず自分の軸を決めていきます。
自分が人にどのような人間だと思われたいのか?考えていきましょう。
- 自分はどういう人間なのか?
- 自分はどんな人間になりたいのか?
- 自分のイメージは何か?
- 自分のキャッチコピーは何か?
自分のなりたい姿には自分の得意なことを掛け合わせてイメージしてみます。
イメージを考える際にはイメージカラーや言葉などを出してみてください。
キャッチコピーを作ることによって自分のことを一言で表すことができ、人にも自分のことを認識してもらいやすくなります。
STEP2決めた軸に沿って行動する
自分の軸が決まったら次は人に自分のイメージを認識してもらえるよう行動していきます。
自分で決めたブランドに合わせた行動をしていくことによって人にも自分のブランドを認識してもらうことができます。
- ブランドに合った発言をする
- ブランドに合った立ち振る舞いをする
- ブランドに合った服装をする
発言などの行動はもちろんですが、見た目による印象の影響も強いので、服装や風貌にも気を付けてブランディングを行うと効果的です。
STEP3継続して関連付けを強化する
人の印象は常に変わっていきます。
一度認識されたあなたのイメージも日々の行動の積み重ねで変わっていくのです。
したがって、あなたのイメージ=ブランディングを継続して認識してもらう必要があります。
常に日々の行動と自分のイメージを関連付けて行動しましょう。
セルフブランディングの立案・実行・運用方法
セルフブランディングの立案では自分を知ることが大切です。
自分自身の本質を理解することが出発点となります。
まずは2つの事象を考えてみてください。
- 子供の頃からの自分の様々な経験
- 今まで生きてきた中での自分の実績
この2つを考えることによって自分自身の本質を客観的に知ることができます。
さらに、自分1人で考えるのではなく、周りの人の意見も聞きながら書き出していくと自分を客観的に見ることができます。
家族や友達、同僚など身近な人に話を聞いてみることがおすすめです。
自分から見た自分と他人から見た自分を組み合わせることにより自分1人ではわからなかった自分を知ることができます。
自分自身のSWOT分析をしてみることも有効な手段です。
SWOT分析とはマーケティング分析の方法の1つで、Strength(自分の強み)・Weakness(自分の弱み)・Opportunity(機会)・Threat(脅威)を組み合わせて分析することです。
内部要因として自分自身の強みと弱みを考え、外的要因として機会や脅威を考えていきます。
内部要因と外部要因を組み合わせることによってお客様に求められていることと自分の強みの一致にも繋がっていきます。
実行していく中で重要なのは顧客の想定をすることです。
顧客を想定すると自分のブランドをより明確にしながら運用することができます。
想定は個人を具体的に考えると効果的です。
性別・年齢・職業・家族構成・趣味・口癖・好きな服の系統など細かく具体的に書き出してみましょう。
実際に存在する人をイメージしても良いですし、存在しない人を作りだしても大丈夫です。
そして、顧客を決めたらその顧客が求めていることを考えてみましょう。
その中から自分ができることを行動していくことによって理想の顧客と繋がることのできる可能性が高くなります。
実施する際の注意点
方向性を見誤らない
セルフブランディングで最も注意したい点はブランディングが間違った方向に進まないようにすることです。
本来の自分の意図とは違うブランディングがされることはもちろんですが、特にネガティブなブランディングがされることは、セルフブランディングを行う意味がなくなってしまうので、絶対に避けなければなりません。
現代では多くの人がSNSを利用しています。
SNSはセルフブランディングを広めていくためには有効なツールですが、実際に会ったことがない人でも、誰もがアクセスできるものであるがゆえに、特に注意が必要です。
実際に会って顔を見てのコミュニケーションとは違い、文字や写真だけでのやりとりになるため、不要な誤解が生まれやすいのがSNSの特徴です。
セルフブランディングのイメージとはかけ離れた印象を与えてしまうこともあります。
SNSの利用の際には、第三者的な目線を忘れずに、常に自分のブランドイメージに合った行動をするように気をつけましょう。
イメージの固定化には気をつける
また、セルフブランディングを進めていくうえでイメージが固定化しすぎてしまうという問題点が挙げられます。
セルフブランディングでは自分のイメージに合った行動をし続けることによって人からもブランドとして共通の認識をしてもらうことができます。
しかし、この一貫した行動をとる中で、あまりにもイメージが固定化されてしまうとせっかくのブランディングがマイナスに働くことがあります。
例えば、自分自身が方向転換したくなったときに身動きが取りにくくなってしまうことや、新しい分野に進出しようとしたときにすぐに行動できないことなどがデメリットです。
このような状態になった時には、セルフブランディングを広めた時と同じように、少しずつ自分の行動を変えてセルフブランディング自体の方向転換を進めていきます。
突然の転換には自分も周りもついてきません。
ゆっくりと時間をかけながら行うことが重要です。
マーケティングにおけるブランディングの位置付け
マーケティングとは「自分の商品やサービスを欲しい」とお客様に思ってもらうことです。
一方、ブランディングの目的は「商品やサービスのイメージ作り」をすることがメインとなります。
マーケティングでは商品を売るためのターゲットの選定やどのように提供していくか戦略を立てていきます。
世の中には似たような商品や同じようなサービスを提供している人がたくさんいます。
その中から自分の商品やサービスを選んでもらうために必要な作業がブランディングです。
ブランディングによって他の商品との差別化をすることができます。
商品やサービスに付加価値をつけることができ、お客様から「この人の商品やサービスだから買いたい」と思ってもらうことができるのです。
ブランディングとはマーケティングの一環とも言えます。
まとめ
セルフブランディングは日々、積み重ねた行動の結果です。
地道な努力が必要なものではありますが、一度認識してもらえればあなたの強みを認識してもらうことができ、仕事に活かしていくことができます。
セルフブランディングを成功させることによりあなたの価値を上げ、信頼してもらえる人になることができます。
自分の価値を高めて自分のビジネスをより良いものにしていきましょう。
私も仙台のコンサルタントと言えば…と言ってもらえるように精進します!