あなたは、今まで自分が作り上げてきた商品やサービスを誰かに真似されたことはありますか?
または商品ではなくても、自分の意見や方法を他人に真似されたことはありますか?
もしかしたら「真似されたことはあるが、いい気分にはならなかった」という人もいるかもしれません。
ですが「真似をされる」ということは、あなたにとってプラスの影響をもたらす出来事かもしれませんよ。
そこで、今回は「パクられて一人前」という話をしたいと思います。
「学び」との出会い
私は2012年に会社を辞めました。
震災の翌年に辞めてそこから会社を立ち上げましたが、2年後に大きな借金をしてしまったのです。
そのような経験もあり、在庫を抱える仕事や店舗を持つ仕事というのが非常に難しくなっていたので、コンテンツビジネスというのを始めました。
当時はホリエモンを意識したわけではないですが、私に取ってできることがインターネットビジネスしかなかったのです。
どうしてもそれをやりたくてやったというよりは、結果的に「インターネットビジネスしかなかったから」という理由で始めました。
そこからインターネットビジネスを始めるにあたって、稼いでる人たちを研究しました。たった一人で数千万を稼いでる人もいましたし、億を稼いでいる人もいました。
しかし、アフィリエイトや情報商材で何千万と稼げるということを知り、稼げるチャンスがあることを知ったにも関わらず、私は積極的になれなかったのです。
ではなぜ今、コンテンツビジネスをやっているのか。
それは、アフィリエイトや情報商材の部分に「教育」という概念がない人たちが多かったからです。
私が見つけた「教育」のビジネス
もちろん、アフィリエイトスクールや情報商材のスクールというのはありました。
しかし実際は「受講者に稼がせるためのスクール」というよりも「スクール運営者がスクールでお金を儲けたい」ようにみえて、魅力を感じませんでした。(※あくまで個人的な意見ですのでご了承ください。)
また、スクールの講師や受講者も含めて「自分自身が稼ぐ」とか「自分自身が儲ける」というところばかりに目を向けている人たちが多かったのです。
その空気感というか環境に違和感を覚え、私は「教育」という部分に目を向けて、数々のビジネス塾に参加しました。
そして有名な方々のビジネス塾を練り歩いた結果、業界でトップランナーを走る方々のエッセンスがたくさん入ったコミュニティができました。
おかげさまで、そのコミュニティは多くの方に親しまれ、現在まで活動を続けていることができています。
「学ぶ」ことは「真似ぶ」こと
私のコミュニティは、過去に私が「学習塾で学んだこと」がベースになっています。
大まかに言うと、商品を販売する上でのブランディングの方法やマーケティングの方法を教えているコミュニティです。
そのコミュニティ内で現在も実施している、
- 「映像のオンライン化」
- 自宅学習で知識を習得して、授業では詳しい解説をするという「反転授業」
ということも、私が学習塾で得た知識が反映されています。
また、
- 販売動線
- 集客の仕組み化
- 教育の仕組み化
についても学習塾で学んだことを活かしています。
さらに日本で一番有名なプロダクトローンチの塾にも入り、そのやり方も理解・習得しました。
ですが習得はしていたものの、その当時は自分が考えた仕組みや書いたフレーズを少しでも他の人に真似されるとすぐにカッとなっていました。
当時は「あの人は私の表現を真似している」とか「私の文章が使われている」という風に真似をされては、腹を立てていたのです。
しかし逆にいうと、私もその当時「あの人のこういうフレーズいいな」とか「この人の○○という言葉を真似しよう」と他の人の良いと思ったものを取り入れていました。
それこそ「真似をしては真似される」のような風潮でしたが、今考えてみると、むしろ誰かに真似されないとクオリティとしてはダメだなと感じています。
「まねされる」ということは…?
つまり「真似される」ということは自分の、
- 書いた文章
- 発した言葉
- 発言した内容
に対して、「これは良いな」と思って取り入れようとするわけです。
真似されるくらいのクオリティで発信しているということは、相手から「認定されている」わけです。
つまり「あなたの発信は凄いですよ」と認知されているのです。
そのため真似されて腹を立てるのではなく、むしろ推奨するべきことであって「真似された」と1つや2つ自分で言えるぐらいの力量や器が大切です。
また、真似されるぐらいでないと「自分の発信している内容は浸透しない」ということもいえます。
多くの人から真似されたということがあれば、それはもう玄人として認められたも同然なのです。
ですが、その真似をするいう領域の中で、商標登録されたものを真似するとか、法に触れるようなことをするのは当然してはいけません。
もちろん「肩書きをそのまま真似する」ということもやってはいけませんね。
ではどのように真似すればいいのでしょうか?
単語やニュアンスを「まねぶ」のです。
「学ぶ」というその語源は「まねぶ」というところからきています。
先生の真似をしていき、自分自身で吸収していくという「まねぶ」ということが今の「学ぶ」の語源になっています。
つまり現代の言葉でいうと「パクる」ということです。
真似して、真似されよう
先ほどお伝えしたように、あなたの商品やサービス・文章・発信などが「パクられる」ということは、先生として認められているということでもあります。
逆を言えば、私たちが真似されるためには「まねぶ」人を見つけなくてはなりません。
真似をしたいと思う人から何を吸収し、何を改善しなくてはいけないのか、ということを考える。
そこで自分自身のフィルターを通して自分なりに工夫することで、オリジナル性が高まっていくのです。
そのために、まずは真似したいと思う人を3人以上見つけてみましょう。
そして、その人を徹底的にリサーチして、
- 学ぶところ
- 改善した方がいいところ
- その人の特徴
- ビジネスモデル
- ターゲットは誰なのか
などということを研究し、理解することによって自分の知となり、身となっていきます。
そして、リサーチをしっかりとしたうえで、自分のオリジナリティを出していきましょう。
ここを疎かにしてしまうと自分のオリジナリティを追求しすぎてしまい、ターゲット視点が欠落してしまいます。
オリジナリティ”だけ”のサービスは「サービスコンテンツが魅力的にならない」という可能性があります。
そうならないためにまねぶ人を決めて、身につけるために研究してみましょう。
まとめ
今日は「パクられて、一人前」という、パクられてなんぼという話をしました。
これを書いている今日も、ステイホーム期間です。
もし、お休みの方がいらっしゃるのであれば当然家族との時間も大事です。
家族との時間も取りながら自分自身の挑戦している課題がある人は、どんどん進める期間にしてい久野がいいのではないでしょうか。
私も休みすぎずしっかり自分の学びを進めていきます!
オンオフをしっかりとして、進めていきましょう。
ここまでお読みくださりありがとうございました!あなたの1日が素敵な日になりますように。いってらっしゃい!
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